見出し画像

厄介な自分の扱い方

子どもができて驚いたことがある。
母(=ワタシ)の言うことを全然きかないからだ(笑)

特に娘はだいぶ小さいころから”着たい服”というイメージをちゃんと持っていて、ワタシがどんなにアドバイスしても全身ピンクで保育園に行くような子であった。
はじめは「そんなになめられてるのか、アタシは」と思っていた。
ちなみに、なんでワタシが服の話題を持ち出したかというと、今でも圧倒的に、強烈に、よみがえる母とのエピソードが服だから。

ワタシは、幼いころ母の選ぶ服を断れなかったのだ。たとえそれが全然着たくないダサいオバサン仕様の服でも。

今でも覚えてる。
靴はヒーローもののズック靴だった。それはおさがりが弟にいくから。
セーターは紺だった。弟にあげられるから。ほんとはワタシはピンクのかわいいセーターが着たかったのに。
中学生になって服を買いに行っても、さすがに弟に合わせることはなかったけど母は独自のセンスで笑、ワタシの服を選び「これどう?」という。

やだ…
なんでそんなダサいの選ぶの!? 中学生だよ、ワタシ。

母にとっての基準は「長持ちするもの」「流行り廃りのないもの」そしておそらく「安くなってるもの」だったのだろう。だけどそんな価値観、10代の女子にわかるわけない。
ワタシはもっと、カワイイものが着たいのに!!!!!

でも、そう思いながらワタシは「……うん、いいよ」と言ってしまうのだ。母を悲しませてしまう気がするから。断るってことができなかった。自分さえ我慢すればいいかーと思っていた。


……それにひきかえウチの子どもたちはどうだろう。ワタシが悲しもうがどうだろうが知ったこっちゃないって勢いで、ワタシの意見は完全スルーだ。そのたびに今でも襲ってくる、幼いころのイタい記憶が余計にワタシを苦しめる。
(アタシは我慢したのに、、、)
やっと最近気がついた。どうやら彼らが強いのではなく、ワタシが敏感すぎたということに。

そのエピソードに限らず、ワタシには常に自分の性格に矛盾を感じて生きてきた。
ヒトのほんのちょっとした態度に一喜一憂してしまう。
大好きなヒトにはとことんつきまとい、尽くしてしまう。
反対に「この人はワタシのことがキライなんだ」と一度思ってしまうと、怖くて声もかけられなくなってしまう。

大人になって会社に入るころには、女子の先輩がみんなワタシのことを悪く言ってる気がしてしまって、会社勤めが続かなかった。今の時代なら(ワタシってちょっと病んでるのかも、、、)とか思ってしまいそうだけど、その頃って情報が少なかったおかげというべきか、良くも悪くもたくましく生きていた。というより、そういった自分の厄介な部分を見ないふりして、別のことにすり替えて何とか生きていたのかもしれない。

とまあ、一人で生きていたころはよかった。いや実際は一人ではないんだけども、それでも関わりが深くなく済んでいたから。


子どもが生まれたころあたりから、ワタシの周りに”スピリチュアル”の影がチラチラするようになってきた。前記事で出てきた風水師さんに出会ったのは、まだ子どももいなかったころで、見えないものの話をちょっとされるだけでもゾワゾワ~となっていたのに、
どうやらそんな世界もあるらしいわね、ワタシはカンケーないけど。
くらいには思えるようになっていて、そういう方々とのお付き合いが何故か増えていった。すると、いわゆるヒーラーさんとか占い師さんとかからことあるごとに「大変だったね」とか「苦労してきましたね」と言われるようになった。

え・・・・・・ぽかーん( ゚д゚)

ワタシは自分の送ってきた人生がそんなに大変なものだと気づけてなかったのである。

もちろんいろんな場面でラクだったかと言われればそうでもなく、どっちかというと苦労してきたかなーくらいな感覚はあったけども、それでも「みんなもそうでしょ」って思ってたのだ。ほんとについ最近まで。

で、どうして気づけたのかというと、ほんとに人生って何が起こるかわからないというか、今となれば「そっか、これを気づくための一連の出来事だったのかぁ」って納得でしかないのだけど

昨年のことである。

ワタシは人間関係において、それこそ右肩上がりの成長をみせたかと思いきや、それをことごとく強制終了させるという体験をした。ある出会いから次から次へと新しい人とつながり、仕事の話も入ってきて”オラオラ状態”だったところから一つが無くなり、またもう一つが終わり……。これがほんの数か月の間に起こったのだった。
それはまるで奇跡的に失敗無くつくれたドミノが、突然、いろんな箇所からくずれて一瞬でなんも無くなったかのようで、ドミノがつくれたことに驚き喜んでいるうちに「あれ?全部崩れてるじゃん」って呆然とするような、そんな感じだった。

さすがにへこんだ。
さすがに自分をおかしいと思いはじめた。いや、これまでも「変わってるんだろうな」とは思っていたが、どこかふんわりしていてハッキリした形がみえてなかった。
その形をちゃんとみつけたい、と思った。
ひとり、自宅のソファに座り込み
(どうしてこんな事態になってしまったのか)
(そのとき自分がどんな感情だったのか)
必死に思い出し、その時の感情をたぐり寄せ、自分を深掘りしつづけた。

そんなある日、Twitterをいつものように読み流していたらあるワードが目に入った。

HSS型HSP

その内容は、まさしくワタシだった。
雷に打たれる感じってよく言うけど、ほんとにそれ。

HSPはきっと聞いたことがある人も多いと思う。それについては何年も前から知っていて、かなり当てはまるなと思ったのだけど、だけど、なにか、決定的なものが違っていた。だからワタシはHSPについてのものはあまり参考にしていなかった。

HSS型HSPという単語を知り、もちろん検索しまくった。いろんなサイトでいろんなことが書かれていて「うんうん」って思うことも「うん?」って思うこともあったけど、ワタシは日本の方がつくっているからかここの情報が一番しっくりくると思っている。興味ある方ご参考までに ↓

ちなみにここで提供されているセルフチェック、ワタシは見事全項目バチバチにあてはまった(笑)

この性質?を知ったことで、ワタシはなんだかラクになった。
観念した?
開き直った?
表現の仕方はどれがいいのかわからないけど、とにかく「じゃあしょうがねぇな」って感じだった。これまで
(どうやったらヒトに理解してもらえるだろう…)
って思ってきたけれど、
これじゃあわかってもらえっこないよね、うん♪ おっけおっけ!!
て明るく腑に落ちた感じ。「わかってもらえない」がデフォルト設定になったのであった。

もしよろしければサポートお願いします!! 動画制作等の資金にさせていただきます