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自己否定からの解放ー自分を知り荒波を乗り越えたワタシの半生記25.母への失望

とうとうお金を払って勉強するフェーズを終了し、カネを得るために何かをしなければならない歳になってしまった。ワタシは、当時一部上場企業だった住宅機器メーカーの支店で、営業事務の仕事をすることになった。ひょっとしたら自分で就職活動したなかで、一番納得のいってない職種かもしれなかった。都内にある本社で働きたいと思っていたワタシだが、数日前に「埼玉県の〇〇支店に配属になりました」と連絡がきて絶望していた。そんなこともあり、早くも社会人生活に暗雲が立ち込めていた。

そういえば、ワタシたちの年は4月1日が日曜日だったので、入社が4月2日からだった。ワタシは卒業のタイミングでできた、初めての彼氏wと、せっかくの社会人になる前最後の日だから遊びに行こうと計画を立てていた。

が。

なんと、うちの親が実家への引っ越し日をその日にもってきたのだった。
(は? なんでワタシの入社式前日に?)
これを読んでいる方に伺いたい。
もし自分が明日入社式で、緊張感もあるし自分のペースで気持ちを整えたいと思っているときに「引っ越しするよ」と言われたら、どう思うか?
(いや、自分もデートしようとしてるんだけどな…(^^;)

「えーっ、だってワタシはその日、入社式前日だよ? 最後なんだから遊びに行きたいじゃん」(←なんだ、その理由)

抗議するワタシに母が言った言葉が忘れられない。
「だって、〇〇(末の弟)が春休みのうちにと思って…」

おいおい。高校生の春休みは他の日もあるだろ。
なんでそこに合わせるんだよ。
なんで…なんで、ワタシの社会人デビューの前日にぶつけてくるんだよ。。。

この際自分の身勝手さは置いておく。
ここで母がワタシより弟を気遣ったことは、もともと抱いていた”愛されてない感”をますますはっきりとしたものにさせ、ワタシはもう、完全に母に対して期待するのをやめる決定的な出来事になるのだった。

ワタシは、いてもいなくてもいい存在なんだな・・・
以前からうっすらと感じていたものが、くっきりはっきりと受け取れるようになってきた。全部思い込みなんだけどね。

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