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【スプレッドシート初心者向け】絶対に覚えておきたい関数「SUM関数」編

スプレッドシートのSUM、SUMIF、およびSUMIFSという3つに焦点をあてて学びます。これらは数字を足し算するための関数です。

1. SUM関数:足し算の関数

まず最初に、SUM関数について学びましょう。これはとてもシンプルな足し算の関数です。

例えば、あなたが特定の期間の収入の合計を知りたいとしましょう。以下のような収入があったとします。

スプレッドシートに以下のように入力します:

$$
\begin{array}{|l|c|}
\hline
\text{月} & \text{収入} \\
\hline
\text{1月} & 10000 \\
\hline
\text{2月} & 15000 \\
\hline
\text{3月} & 20000 \\
\hline
\text{4月} & 25000 \\
\hline
\text{5月} & 30000 \\
\hline
\end{array}
$$

そして、次のようにSUM関数を使います:

=SUM(B2:B6)

これは、「B2からB6までのセルの数字を全部足し算してください」という意味です。すると、100000円と表示されます。これが5ヶ月間の収入の合計です。

2. SUMIF関数:条件付き足し算の関数

次に、SUMIF関数について学びましょう。これは「もし〜なら足し算する」という関数です。

例えば、あなたが特定の月の収入だけを知りたいとします。1月、3月、5月に得た収入だけを足し算したいとしましょう。その場合、SUMIF関数を使います。

スプレッドシートに以下のように入力します:

$$
\begin{array}{|l|c|}
\hline
\text{月} & \text{収入} \\
\hline
\text{1月} & 10000 \\
\hline
\text{2月} & 15000 \\
\hline
\text{3月} & 20000 \\
\hline
\text{4月} & 25000 \\
\hline
\text{5月} & 30000 \\
\hline
\end{array}
$$

そして、次のようにSUMIF関数を使います:

=SUMIF(A2:A6, "1月", B2:B6) + SUMIF(A2:A6, "3月", B2:B6) + SUMIF(A2:A6, "5月", B2:B6)

これは、「A2からA6までのセルで"1月"、"3月"、"5月"と書いてあるところの、B2からB6までのセルの数字を足し算してください」という意味です。すると、60000円と表示されます。これが1月、3月、5月の収入の合計です。

3. SUMIFS関数:複数条件付き足し算の関数

最後に、SUMIFS関数について学びましょう。これは「もし〜で、かつ〜なら足し算する」という関数です。

例えば、あなたが特定の月と特定の金額以上の収入だけを知りたいとします。3月から5月で、かつ20000円以上の収入だけを足し算したいとしましょう。その場合、SUMIFS関数を使います。

スプレッドシートに以下のように入力します:

$$
\begin{array}{|l|c|}
\hline
\text{月} & \text{収入} \\
\hline
\text{1月} & 10000 \\
\hline
\text{2月} & 15000 \\
\hline
\text{3月} & 20000 \\
\hline
\text{4月} & 25000 \\
\hline
\text{5月} & 30000 \\
\hline
\end{array}
$$

そして、次のようにSUMIFS関数を使います:

=SUMIFS(B2:B6, A2:A6, ">=3月", A2:A6, "<=5月", B2:B6, ">=20000")

これは、「A2からA6までのセルで"3月"以上"5月"以下と書いてあるところで、かつB2からB6までのセルで20000以上の数字が書いてあるところの数字を足し算してください」という意味です。すると、75000円と表示されます。これが3月から5月で20000円以上の収入の合計です。


以上が、SUM、SUMIF、およびSUMIFS関数の使い方です。これらの関数を使って、スプレッドシートで色々な足し算を楽しんでみてくださいね!

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