見出し画像

花見しに京都へ

日本人らしく花見でもしにいくかということで、つきなみですが京都に行きました。どうせなら行ったこと無いところを中心に回りました。

最初の目的地はすでに決めておりまして、JR在来線で京都、までは行かずに大津で下車。JR大津駅から1kmほど歩くと京阪のびわ湖浜大津駅に着きます。ここから京都方面に行けるのですが、この大津から京都を結んでいる京津線が変わった路線でして、路面電車→峠越え→地下鉄というバラエティに富んだ路線になっています。京阪電車なのですが、京都市営地下鉄東西線に乗り入れ、太秦天神川駅までを結んでいます。

京津線列車内から。びわ湖浜大津駅~上栄町駅はこのように併用軌道です。


まずは蹴上駅で降りまして、インクラインへ。
下にあるレールは昔、京都から大津まで船を運ぶときに使用していた物です。後述する蹴上発電所の電気を利用してケーブルで船を引き上げていました。レールの両側に桜が植えられており、今は桜の名所となっています。

蹴上インクライン。船を運ぶときに使用していた台車の復元も展示されています。


インクラインから道路を挟んだ反対側には蹴上発電所があります。琵琶湖疏水を利用して発電する水力発電所です。明治24年に運転開始。現在は稼働停止中ですが、毎週金曜日に予約すれば見学可能みたいです。

蹴上発電所。IEEEマイルストーンと呼ばれる電気・電子技術の顕彰活動に認定されています。


北東に進みますと南禅寺があります。日本の禅寺でも最も格が高いのだそうです。湯豆腐は南禅寺周辺の精進料理が起源だそうで、寺の付近には湯豆腐のお店があります。

南禅寺の三門。歌舞伎で石川五右衛門が「絶景かな!絶景かな!」と評したのがこの三門です。
法堂。明治28年にこたつの火の不始末で焼失し、明治42年に再建。
法堂と桜。
境内にある水路閣。琵琶湖疏水の水道橋で、実際に琵琶湖疏水が流れている。


南禅寺から北に進むと、哲学の道があります。ここも桜の名所として有名。名前の由来ですが、京都大学の著名な哲学者が好んで散策したことからついています。琵琶湖疏水沿いに桜並木が整備されています。今回は行っていませんが、さらに北に進むと銀閣寺に行けます。

哲学の道。ここも桜の名所として有名なので賑わってました。
哲学の道に着いた頃から晴れてきたので、桜の色がより映えるようになりました。


来た道を戻るように南東へ進むと平安神宮に着きます。主祭神は平安京遷都した桓武天皇と、平安京で生涯過ごした最後の天皇である孝明天皇です。

平安神宮。明治時代の内国勧業博覧会に合わせて復元。


平安神宮内 平安神宮神苑の八重紅枝垂桜。
平安神宮神苑はかなり広い日本庭園。国の名勝に指定されています。


南下して八坂神社を通り過ぎ、高台寺へ。高台寺は高台院(北政所、ねねのこと)が豊臣秀吉を弔うために建立。霊屋と呼ばれる建物には豊臣秀吉とねねの像が置かれています。ねねの像の下にねねが葬られているらしいです。

庭園には枝垂れ桜。

高台寺の下の通りで休憩した時、さくらソフトクリームなるものを頂きました。ピンク色のバニラアイスだろうと勝手に思ってましたが、ちゃんと桜の塩漬けの味がしました。みたらし団子でも食べようと思っていたんですが、ずっと歩いてたのもあって暑かったのです。


高台院から割りと近いので清水寺にも行きました。が、人多すぎるのと清水寺に向かう途中は割りと急な上り坂なので、「こんなに遠かったっけ?」と思いました。

馬駐。名前の通り馬を繋いでおくところ。
三重塔と桜。
清水の舞台。願掛け目的で飛び降りる人が居たみたいですが、
明治5年に飛び降り禁止になったそうな。

さすがに歩き疲れたし、バスに乗って最後の目的地の東寺へ。新幹線に乗ってると見えるやたら大きな五重塔が東寺のものです。

東寺。金堂の薬師如来像は重要文化財なのですが、撮影禁止なのです。
講堂の立体曼荼羅も重要文化財です。
東寺の境内にある紅枝垂れ桜。不二桜という名前が付いています。
五重塔。木造塔としては日本一の高さ。もともとは空海が創建したが、落雷等で何回か焼失。
現在の塔は徳川家光の寄進で再建。

「京都 桜 名所」でググって出てきた行きやすそうなところを今回回ったのですが、十分すぎるほど堪能しました。本当は醍醐寺とか吉野とかも行きたかったんですが、日帰りではちときつかったのでやめました。


京都旅行は生八ツ橋で締めると決めております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?