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自由になるためには

「凪の状態を眺めていると心が安定するんだ」

彼は言いました。

日常に窮屈さを感じている彼と語りました。

「自由」について・・・

家庭

小さな頃、家にはたくさんの決まりごとが

ありました。

食事の時は決まりごとだらけで注意されることが

多々ありました。

家庭の経済状況で進学先を決めていかなければ

なりませんでした。

高校生の時は門限が18時、短大生の時は24時

でした。

学校

学校にはたくさんの決まりごとがありました。

テストの点数でランク付けされました。

みんなと同じ制服を着ていました。

上着やスカートの長さ、ソックスの色や形が

決められくせ毛をパーマっぽいと注意されました。

職場

会社にはたくさんの決まりごとがありました。

プライベートでジーンズを履いてはいけません

でした。

化粧は絶対しなければなりませんでした。

本社の人たちの接待をしなければなりませんでした。

お店を任されていたので、どんな状況でも売り上げを

伸ばさなければなりませんでした。


「いきづらさ」

年齢が変わったとしても、環境が変わったとしても、

死ぬまで人は多くの決まりごとの中で過ごさ

なければならない。

その決まりごとは全て自分じゃない誰かが決めて

いてそれに従わなければならない。

この決まりごとの多い社会に生きることはとても

窮屈で辛くて自由なんかないんだと思っていました。


「気づき」

ただ、ある時ふっと思いました。

今まで私は窮屈な場所から抜け出す選択肢も、

決まりごとを守らない選択肢も持てたはずだった。

それなのにそこに留まる選択をしていた。

実は私はいつ何時も自分の意思で選択をして生きて

いる、ということに気づきました。


「生き方」

そして・・・その時から、決して何かのせい、

他人のせいにしない生き方をしよう。

この社会で自由に生きていくためには自分の意と

しない事象が起こったとしても、そこに意味を

見いだす生き方をしていこう、と決めました。

そうすることで後々、振り返った時に自分の意思で

選択して生きてきたと思えるから。


「伝えたいこと」

海の近くの生活を選択肢に入れた中学生の彼は

言いました。

「今の俺に自由はない」


今は辛く感じるかもしれないけど

その選択をしたことこそ自由だよ。

一年後のあなたの成長を楽しみにしているね。

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