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運動連鎖不全とは。

こんにちは!渋谷で活動をしている姿勢改善専門パーソナルジム「grlowパーソナルジム」代表の助川です。

先日、「運動連鎖」について書かせていただきました。

【ある一部の運動でも、実際は全身がリンクして活動が起きている」ということですね。

今回は、この運動連鎖がどこかでずれてしまっている「運動連鎖不全」についてお伝えいたします。


~運動連鎖不全とは~

運動連鎖を【複数の筋肉・関節が時間・空間的に協応して同じ目的動作を効率良く動作を行うこと】とするならば

運動連鎖不全は【同じ目的動作を効率良く行うことを阻害されること】と言えます。

運動連鎖


筋力低下(低緊張も)や筋過活動(過緊張)からくる代償パターンが運動連鎖不全を引き起こす原因となります。

筋活動の問題についていくつかのパターンをご紹介します。

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①中枢の活動<末梢の活動であり、中枢の活動が見られない。(腹圧<四肢など)

②深層筋の活動が表層筋と比較し不十分であり、深層筋の活動が見られない。(ローテータカフと三角筋など)

③単関節筋の活動が不十分で、姿勢制御に二関節筋を動員しすぎている。(膝関節伸展における大腿直筋の動員など)

④拮抗筋の活動が主動筋に対して高すぎ、主動筋の活動が必要以上に大きくなったり、拮抗筋の活動が少なすぎる為関節運動が大きくなりすぎる。

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この4点です。

また、活動の偏りは運動器組織の硬さなどを変化させます。

過活動の部位は硬くなり、低活動の部位は筋すべりが悪くなります。

そして、

硬い組織の筋活動はより早く・強く起こり

柔らかすぎる組織の筋活動は遅く・弱くなりやすい。

これらのすべては力学的法則により、身体を制御できるように備わっている能力です。

大事なのは「神経系と運動器は切り離すことができず、相互に関連している」ということ。

トレーナーとして評価するものが姿勢や動きである以上

目に見える姿勢や動きだけでなく、そのエラー姿勢・動作を引き起こす「神経系」と複合的にとらえる必要があります。

助川

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