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筋膜って知ってるようで知らない存在

こんにちは!渋谷で姿勢改善専門パーソナルジム「grlowパーソナルジム」代表の助川です。

「筋膜リリース」という言葉は今では一般の方にも広く知られる言葉になっていますね!

「筋膜リリース」「筋膜はがし」「筋膜ほぐし」呼び方は様々です。

そんな「筋膜」に関することを今回はお伝えいたします。

そもそも筋膜ってなんでしょうか?

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筋膜とは・・・

コラーゲン・エラスチン、ヒアルロン酸と多くの水分で構成。

皮下から骨格筋・臓器などあらゆる組織までを結合し、纏い、分割する「結合組織の集合体」である。

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簡単に説明すると、

人の身体は筋肉や骨、臓器など数多くの組織が塊になって一つの形として構成しています。

その一つ一つの組織があっちこっち移動してしまうような状態だと「人」としての形を保つことは出来ませんよね?

その為、一つ一つの組織を「人」としてあるために正しい場所でつなぎ合わせている”接着剤”のような存在です!

そして、水分を多く含んでいるため水々しく、弾力があり、伸び縮みすることが可能な組織なのです。

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よく「筋膜はシート状」と言われますが実際は網目状で立体的です!

筋膜だけを取り除いて表した骨格は「立体的な人体」の形になります。

業界では「第2の骨格」とも言われますね!

骨格とも言われる筋膜なのでこれもあっちこっち移動してもらっては困りものです。

けどその心配はありません。

良くも悪くも筋膜は元にある位置を記憶する性能があります。

いわゆる「形状記憶」というやつですね!

そのおかげで顔をぶたれようがお腹を押されようがすぐに元の形に戻ってくれるというわけです!

お腹押されてつぶれたままじゃやばいですよね・・・。

良くも悪くもとお伝えしたのは

正しい場所・負担のない姿勢でいる場合はもちろん筋膜すべてが良い状態を保つことができますが

あまり好ましくない姿勢であり続けるとそれもその好ましくない位置で記憶がされてしまうので身体の不調が起こりやすくなってしまいます。

例えば長時間のデスクワークのような固まった状態でいる方だと

肩が前にでて、顎が上がり、背中・腰が丸まる。

その形で形状記憶してしまうため

重力の負荷や筋バランスが崩れることにより、肩首が凝ってしまったり腰が痛くなったりとの症状が出てきてしまいます。

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固まった状態でも形状記憶をしてしまうため筋膜としての役割である伸び縮みが出来なくなってしまいます。

裾を引っ張られて伸びて元に戻れなくなったTシャツみたいな状態です・・・。

そうなってしまうと活動が乏しくなるため、筋膜自体の水分量も失い、とてもすべりが悪い状態になってしまいます。

こんな状態になってしまった筋膜をもとに戻してあげたい!と思ったJohn F Barnesという理学療法士が考案したのが「筋膜リリース」の始まり。と言われています。

ここで疑問に思って頂きたいのが

「直接触れられない筋膜が丸い筒やボールをコロコロするだけで果たして筋膜に刺激を与えることが可能なのか。」

もし可能でない場合「どうしてコロコロするだけで柔軟性が上がったり、可動域が上がったり、姿勢が良くなったりするのか。」

不思議ですよね。

今回はここまで!

「筋膜リリースなのに直接筋膜をリリースできない」けど効果が出る理由については次回にお伝えしたいと思います。

それでは。

助川



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