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【PMP】受験申請時におけるプロジェクト経験の書き方

今回は、PMPの受験申請時に必要となるプロジェクト経験(実務経験)について書きます。どのようにプロジェクト経験を書いたらいいか分からない方に向けた記事です。

PMPを受験する際には、プロジェクト経験を英文で申請する必要があります。いざ書こうと思っても、どのように書いたらいいか分からない、そして英文というダブルパンチで思うように手が進まない方がいるかと思います。私もその1人でした。そんな方の一助になればと思い、私の書き方を共有しますので参考にしてください。

まず完成までのステップは、以下の4つになります。
1.求められていることを理解する
2.ネタ出し+ネタ決め
3.本文を日本語で書く
4.英文に変換する


ステップ1.求められていることを理解する

まずはPMIから求められていることを理解しましょう。敵を知るのと同じです。PMIのサイトを確認すると以下の記載があります。

PMI®認定試験の受験申込受付サイトのデザインが変更され、記入項目などが簡素化されました。以下のような変更がされています。
・全体は、学歴、プロジェクトマネジメント経験、受験関連の詳細事項の 3つのパートで構成されています。
・プロジェクト経験は月数で申請します。(プロセス群毎の経験時間の記入は不要になりました)
・プロジェクト経験で組織の住所やコンタクト先などの記入が不要になりました
・プロジェクト経験で使用したアプローチや手法の選択が追加されました。
PMP®受験申請のプロジェクト経験では、Approach/Methodology項目で、Traditional(Waterfall)、Agile、Hybridのいづれかを選択します。
・プロジェクト経験で、組織の主要フォーカス分野(業種)と職種の選択が追加されました。
・プロジェクト経験で、チームの規模の選択、プロジェクト予算の記入が追加されました。
PMP®受験申請時のプロジェクト経験内容の記述についてはプロジェクトの目的と期待される結果、申請者のロール、責任、プロジェクト内における目標について少なくとも英文で200ワードの記述が必要(申請ツールでは200~500ワードで記述できます)です。
引用元;PMI日本支部「PMI® 認定試験の受験申込み時の記入項目が改訂されました

これらから以下の情報が必要です。
1.プロジェクト月数
2.開発手法(Traditional(Waterfall)、Agile、Hybrid)
3.業種と職種
4.チーム規模
5.プロジェクト予算
6.プロジェクト目的
7.プロジェクト目標
8.期待される結果
9.ロール
10.責任
※6〜10については、英文(200〜500文字)の中に記載します。

ここで重要なのは、あくまで上記がプロジェクト経験1セットで最終的には受験資格を満たすように複数セット用意する必要があるということです。受験資格は以下です。

・4 年生大学以上の卒業者は、最短 3 年間、4,500 時間のプロジェクト経験 (リーダー、PM ポジションで)
・高校卒業、専門学校、高等高専卒業、短期大学卒業者は、最短 6 年間、7,500 時間のプロジェクト経験(同上)

したがって、複数セットからなるプロジェクトの月数合計が上記時間を満たすようにしなければなりません。プロジェクトの期間が短い場合はセット数が多くなりますし、長ければ少なくなります。自分は何セットくらい用意する必要があるのか考えましょう。

ちなみに私の場合は、高専卒なので最短 6 年間、7,500 時間のプロジェクト経験が必要でした。結果的に9セットくらい用意しましたね、、、大変だった、、、

ステップ2.ネタだし+ネタ決め

前述のステップで求められていることを理解し、自分がどの程度書く必要があるのか理解したうえで、過去のプロジェクトを思い出しながら書きやすそうなネタをあげていきましょう。ざっくりでよいです。

私の場合は、まずプロジェクトと月数だけ書き出し、その後、各プロジェクトの目標と印象に残っていること(大変だったこと)を簡単に付け加えていきました。そうするとある程度、プロジェクトの特徴や種類、書きやすそうか否かが見えてきます。

そこから全体のバランスを考慮しながら提出するプロジェクト経験をピックアップしました。プロジェクトの月数が足りなくならないように注意してください

ステップ3.本文を日本語で書く

ネタが決まれば、あとは本文を書くだけですが、改めて求められていることを思い出しましょう。以下が必要です。

・英文200〜500文字
・プロジェクト目的
・プロジェクト目標
・期待される結果
・ロール
・責任

日本語で600文字くらいあれば、英文にしたとき300文字くらいになります。なので私は日本語で600文字前後をベンチマークにして作成しました。

それから、本文は以下のようにテンプレート化しました

プロジェクトの目的は、〜です。(プロジェクトの目的)
私は、〜する役割でした。(ロール、責任)
そのプロジェクトの目標は、〜で、〜ということを求められていました。(プロジェクト目標、期待される結果)

上記にプラスしてネタ出しのタイミングで記載した印象深かったことと
PMBOKのプロセスやツール、アウトプットを絡めながら記載
しました。たとえば、メンバー間の意見の食い違いなどはコンフリクト対応になりますよね。

あとは600文字くらいになるように気合で書く!ということになりますが、その他ポイントを強いて言うなら後で英語にしやすいように以下を意識しました。
・主語を明確にする
・長文にならないようにする

ステップ4.英文に変換する

いよいよ完成間近です。最後のステップになります。手間ひまかけて作成した愛しい本文たちを英語に進化させてあげましょう。以下の方法のどちらかで英語にします。
・外部委託する
・自ら翻訳する

お金の力に頼る場合は、ココナラなどで外部委託しましょう。手っ取り早いです。私はケチなので自らグーグル翻訳で翻訳しました。その時のやり方は以下です

1.日本語の1文を英文に変換
2.その英文を日本語に変換
3.おかしな日本語になっていないか確認
4.1〜3を繰り返して微調整

1文ごとに行うので結構が時間かかります(面倒な方はここまでやる必要ないかと思いますが)。最後の1文まで行えば晴れて完成になります。あとは自信をもって申請しちゃいましょう!

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いかがでしたでしょうか。
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