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2月6日(日)

7時に目覚める。窓外は氷の世界で冷凍庫のよう。
おかげで、きょうも農園には出ずデスクワークに専念した。

万葉集メモ帳

朝は万葉集の作業。てか、これからしばらくはこれがつづきそうだ。
最初の一首にどれだけ時間をかけたろうか。文体に迷いつつ、表現に首を傾げつつも、なんとか内容を整えた。
タイトル用の写真をデータから探し、デザインして「スピリチャル万葉集」の第1回をnoteに投稿した。

将棋のNHK杯の対局は、羽生善治九段と出口若武五段。A級陥落が決まる前の収録だろうが、新進気鋭の若武者を70手に満たない手数で粉砕した羽生。「ハブにらみ」とはちがう、「脱力の強さ」とでもいいたい境地を獲得しているようにも見えた。

午後2時、親父とリモート面会する。
きょうは補聴器をしていたが、こちらの発声にも問題があるのか、あいかわらず会話はギクシャクした。そのうち親父がモニターの向こうで、やおら手を伸ばしたと見ていると、大口開けて饅頭を頬張りはじめた。
おやつの時間には早すぎる。それを確認しようと声をかけたが、面会していることも忘れて夢中に食している。ようやく食べ終わったと思ったら、こんどはロールケーキをつまんで、鯨の捕食よろしく口に放り込んで、またもぐもぐやり出した。
「百歳にもなると(まだなっとらんて)欲もなくなってな」と、こぼした舌の根も乾かないうちに、大した食欲だ。
「まあ健啖で何より」と、その無邪気な光景を眺めているうち制限時間になった。

作業環境の音響を改善(といってスピーカーを天板に載せただけだが)して、音が格段によくなった。
執筆やデータ整理の作業を終えてからは、スコッチの湯割りを傾けながらビル・エバンス、デビッド・ボウイ、フリートウッド・マック等々、音楽三昧。なんだろう、この至福感は。



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