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1月15日(土)

夜中の2時過ぎに尿意で目覚める。徒然に枕元の指輪物語り文庫本読む。そのうち眠くなって二度寝。6時過ぎ目覚めて、床のなかでつづき読む。
8時過ぎ。土曜日恒例、近くのスーパーに買い出し。デイサービスに行く古い女の人に持たせる親父分の果物仕入れる。

午前中、「8月6日のバット」修正・加筆。最近とみに集中力の衰えを自覚する。かつては大学の授業時間90分を1日3セットでも楽勝だったが、朝の1セットがきつくなっていた。それも気づいてみれば、高校の授業50分がいいところになっている。やばいぞ、おれ。
また断食して、頭体力の回復をはかるか。とはいえ、このところ妙に食欲が旺盛なのだ。

野見山さん

午後1時からNHK=Eテレで「こころの時代」観る。画家の野見山暁治氏の「100才のアトリエ」。再放送で二度目の視聴だったが面白く見た。
かれのエッセイがナレーションに使われていたのだが、いいんだよな、その文章が。岡本太郎もその例に漏れないが、画家の文章はどうにもうまくていけない。立場ないのよ、一応の物書きとしては。
画家は年とともに筆を脱力する技を覚えるものだが、それが文章の脱力にそのまま反映されるのだろう。いい味になる。
その点物書きの脱力というのは芸にはならず、人気の某老婦人作家のように、どうもボケと見分けがつかずシャレにならない。
番組最後のフレーズ、アレがとくによかったね。
「ぼくはケチだから…」と、なにをいいだすのかと身構えたら、
「与えられた命、容易には手放さない」だもんね。やられましたよ。

新聞記者

古い女の人がデイサービスから帰らない前に、恒例のデイシアター開催。ネットで話題になってたんでNetflixの「新聞記者」観る。すでに映画で二度観ていたので既得権益者の権利で「いまさらネット後追いするなよ」と観るつもりはなかったのだが…、よかったす。て、何のことはない同じ藤井監督ですた。尺が使えたのもあるんだろうけど、クオリティもパワーもアップ。鈴木(赤木)さん夫婦を軸にしたのが功を奏して骨太な作品になった。
アレの界隈は話題(スキャンダル)の宝庫だから、これからシリーズ作品がいくらでもできそうだ。つぎはサクラとか。



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