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1月16日(日)

夜中の3時に目覚める。ふと枕元のパソコンを開いてしまったのが敗因だった。ネットをザッピングしているうちに、つい気になるツイートが目に入って、つぎつぎに関連ツイートや記事を漁っているうちに夜明けになってしまった。だれのせいでもないが「時間を返せ」である。

7時ごろ床を出てはじめて、その間にトンガの近海で噴火があり、津波警報が出されるという騒動があったのを知る。テレビの画面で見ると「津波だ」とか「逃げろ」と、まるでYouTube のサムネイルのようにウケを狙ったテイの画面が映っていて、何かのジョークなのかと思ったのだったが。
トンガとその周辺国、また日本での被害の実態は知らないのだが、被災された方々には、この日記の欄で失礼ながらお見舞いを申し上げたい。
この津波報道がEテレにまで及んだため、楽しみにしていた将棋のNHK杯中継は中止となった。

昼は、古い女の人を交えての弁当食事会だった。弟が仕入れて来たアナゴ弁当を、古い女の人は「おいしい」と美味しそうに食べる、リウマチで不自由になった指を不器用に動かしながら。その姿に、不覚にも目頭が熱くなってしまった。

午後2時から、施設の親父とラインでリモート面会する。正月元旦に帰宅してから二週間ぶりの拝顔。顔色もよく元気そうだった。
「ああ、うちの奥さんだ」と、古い女の人を見て嬉しそうに笑う。そして「きょうだったんかね、帰るのは」突然、妙なことを口走る。
「コロナで帰れんのよ」と返すと、「ああ、そうだったんかいね」と、別に落胆した様子もない。冗談なのか本気なのかわからない言動が最近ふえてきている。「きっと冗談を楽しんでからかっているのだろう」と思うようにしている。
面会までの待ち時間に観はじめたNetflixの「新聞記者」を、エピソード2までみんなで観る。
夕方、護摩行という焚き火。ついでにさつまいもを焼いたら、焼き芋ができた。

焚き火と焼き芋

ひと風呂浴び食事をしてから「8月6日のバット」修正・加筆作業のつづき。いよいよ広島弁が多発する部分に分け入ってきた。
人生の大半を広島に住みながら、広島弁がすんなり出てこないのは、やはりネイティブではないからなのか。苦心しながらも会話が広島弁らしく装いを変えていくと、作品に血が通っていくのがわかる。「ええで」である。

さて、新聞記者のつづきでも観て寝るか。


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