見出し画像

2月16日(水)

7時目覚める。外は雪。寒がバカもどり。気まぐれな陽気につきあうのも大変だ。

昨夜は寝床シアターで映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」観た。2回目。ヒッピーのマンソンファミリーに惨殺された映画関係者の無念を、映画監督タランティーノがスクリーンで果たそうとした。そんな意思を強く感じた。
エンディングで、魂が癒されたシャロンテートが、落ち目となって死んだ俳優の魂をあの世へと誘って行く。映画の呪術的な作用を思った。
図らずも、ということかもしれないが、人間が生かされてあるように、クリエイターも作らされているのだ。

午前中、原文を少し手直ししてスピリチャル万葉集の4首目を公開する。買い物の失敗談を孤独なやもめの詠嘆に解釈してみた。この意識の拡張も、読むものには何がしかの作用となるはずだ。

きょうは親父の誕生日。古い女のひとに頼まれたバースデーケーキを施設に配達。ウーバーイーツならぬ、バーバーイーツだ。
玄関先で受け取ってくれたスタッフが「おめでとうございます。きっと喜ばれますよ」といいながら涙ぐんでいた。こういう感受性のひとでないと、介護施設はつとまらないのだろ。いい施設に恵まれて、親父もラッキーだ。

きょうは終日、与う限りハードディスクのデータ整理をした。整理下手なせいで、重複して保管していたのがかえってよかった。バンしたデータが他のフォルダで生きていたケースがかなりあった。人生何が幸いするかわからないものだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?