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台湾の塾でのバイト体験記

皆様1週間ぶりです!
学期末まで全部オンライン授業になって、毎日ハッピッピーのすーたまです( ◠‿◠ )

先週ブログ書いてて改めて思ったのですけど、身近な出来事や面白いコンテンツをnoteにまとめるのって、めちゃくちゃ楽しいですね。すーたまがブログを続けられるのは、自分の人生を記録していくのが楽しいからなのだと思います。すーたまのnoteもぶっちゃけ自己満ブログですし( ͡° ͜ʖ ͡°) 

さて。
今回の主役は、補習班(日本語でいう塾)でございます。そうです、雨後の筍のように台湾各地に氾濫している、台湾の塾。台湾人なら、人生で一度は補習班に通ったことがあると思われます。すーたまもお試しで短期間だけ通ったことがありますが、結局自分で勉強した方が全然効率いいと判明し、行くのやめました( ◠‿◠ )

台北車站 補習街

ちなみに前も台湾の塾に関する記事を出したことがあるので、興味のある方は是非見てやってください^^(《台湾の塾》byすーたま 記事を見るにはこちらをクリック

何故台湾には塾がこんなにたくさんあるのか?それは台湾はガチガチの学歴社会だから。成績がいいだけで賞状奨学金をもらえたり、友達に仙人のように扱われる上、先生にもめちゃくちゃ可愛がられます。いいことの連発!

実際すーたまも、高校の総合成績がクラスでトップだったため、台北市長賞という賞をもらいました^^(自慢です)中学の頃は成績はトップではなかったのですが、ありとあらゆるイベントに参加し、賞を取りすぎて優秀だった(自分で言っちゃう)ため、結局「傑作市長賞」という、「市長賞」の仲間(?)的な賞をもらっちゃいました。この賞があることで一応台湾では生きていけます。これ言うとみんなに敬われます。ただし台湾に限る。

すーたまのパパとママの顔出しちゃう〜

これらの理由により、台湾人は凡ゆる手段を講じて成績を伸ばそうとし、それを手助けする塾がポコポコ設立されたのでした。今でも「塾に通えば成績が上がる」という謎の固定観念を持った台湾人が大量にいるので、成績が良くないと親に無理矢理塾に通わされる生徒がいます。すーたまのママも、すーたまのおばあちゃんから強制的に通わされてたそうですし、実際、すーたまのお友達も強制的に行かされてました。自ら奮発して塾に通ってた人もいましたが、それはガリ勉。

そして塾が盛んなので、その塾でのアルバイト需要も高いです。塾で補助業務授業後の質問対応を担当している方が沢山います。すーたまのお友達で、塾でバイトしている人も多いので、お仕事の話をよく聞かされ、知らず知らずのうちに塾の知識が身についていきました。他に、まだ大学生なのに、塾講師を正職とし、バリバリ働きながら勉学に励んでいる少し変わり者の後輩もいて(年収高いらしい)、将来自分の塾を開く夢を持つすーたまと同年代のお友達もいます。台湾人、面白い!

そしてなんと、この、台湾の塾の生態にちょっぴりだけ詳しいけど実践経験ゼロのすーたまに、塾でバイトするというチャンスが到来してきました!

前のブログで言及しましたが、すーたまは大学でとある授業を履修し、その授業の一環でインターンの経験、感想や気づきをレポートにまとめると言う課題が出たので、何かいい実習の機会はないかな〜と探りを入れていたら、丁度いいところに、すーたま高校時代のお友達が塾での楽ちんなお仕事を紹介してくれました!

「威斯特A++」と言う塾です

そのお友達は普段、台中の大学に通っているので、夏休み台北にいる間はバイトできるのですが、学校が始まると行けなくなってしまうので、代わりに働いてもらえないかと聞かれました。丁度レポートもやらないといけなかったし、台湾の塾で働くのはどんな感じなのかずっと気になっていたので、引き受けちゃいました!

どんな塾なのかというと、小学生向けの小規模な「雙語」塾です。雙語というのは中国語と英語のバイリンガルのことで、何を持ってして「雙語」なのかはすーたまには分かりませんが、この塾には英語ネイティブの先生がいて、小学生向けに英語を教えたり英語でコミュニケーションをとっているので、「雙語」と名乗っているのでしょう。

実は塾というより学童保育みたいなもので、共働きが多い台湾夫婦のために、学校が終わったお子さん達のお世話をするような場所です。中国語では「安親班」と言い、おやつの時間があったり、子供達の宿題をチェックしてあげたり、英語のレッスンを受けさせたりすることができます。「安親班」によって内容は違ってきますが、要するに子供を一旦預けておける上、学習させることもできる施設です。

そしてすーたまが担当したお仕事は…

すーたまです↑

カウンターのお姉さん役^^
(一番楽なやつ)

お仕事内容は至って簡単、先生のお手伝い(プリント印刷など)をしたり、子供達の宿題をサポートしてあげたり、晩御飯をオーダーしたり、親御さんの対応をしたり、学費を管理したり…… 簡単ですが、お仕事中はいつでも働けるよう待機してないといけないので、サボれません( ͡° ͜ʖ ͡°)サボろうとすると、子供達が遊ぼーと引っ張ってきます。

では、すーたまがここで半年間お仕事してきて、呆気に取られたことを箇条書きにしていきたいと思います。

1.「安親」を担当している台湾人の先生の算数がダメダメだった。
英語は得意らしいですが、算数は小学校6年生レベルでギブアップしてました(信じられない)。なので子供達の算数の宿題は、カウンターを担当しているアルバイト生(含む私)がチェックしてあげています。そしてこのお仕事、本来はカウンターの担当ではないんですね。なので先生のお仕事を分担している感じになっちゃってて、正直不愉快でした(だったらお給料上げて欲しい!)。おまけに先生の国語のレベルも高くはなかったので、子供達の国語の宿題も見てあげていました。どっちが先生なのやら… 

2.親が自由すぎる
カウンターにいるすーたまを無視して教室に乱入し、自分の子供と会話を始める親、先生が授業をしているのにも関わらず教室に入り、先生と会話を始める親、カウンターの対面にあるソファーで自分の子供と戯れる親(帰れ)、飼い犬を連れてきて皆んなに見せびらかす親(すーたま犬大嫌い)…….台湾だからこんなに自由なのでしょうか?それとも此処だけ?何故誰も文句を言わないの??( ・∇・)

3.お金の管理が雑?
すーたまはお子さん達の晩御飯オーダー役を担当していて、一人一人の出費を記入しないといけないのですが、先生達はレシートも見ずに、すーたまを信じちゃってます( ͡° ͜ʖ ͡°)すーたま悪いことしちゃうかもしれないのに〜

4.中国語の名前と英語の名前が何故か一致している
この学童にいる子供はみんな英語の名前がついているのですが、例えば「Sway」と言う名前の子がいたとします。すると中国語の名前も本当に「スウェイ」という発音をするのです。他にも「Danny」は「ダイニー」、「Cleo」は「クォリー」など、面白かったです。

5.お金持ちが多い
実はこの学童に通う子供はほとんど「靜心」と言う私立小学校でお勉強しています。台湾で「靜心」というと「お金持ち」を連想するそうで、すーたまのままもどうやら同じ感覚があるようです。

台北私立靜心高級中學

子供達を見ていて思うんですけど、絶対甘やかされて育てられてる気がします。溺愛型ママが大量に存在しています。そして子供達が食べている晩御飯、すーたまが政大の近くで食べるご飯よりも全然高級…

6.衛生的ではない
すーたまのブラックリストに、「ウィニー」って子がいるんですけど、めっちゃ不清潔で、食べ残しのカレーをカウンターに残してったり、ポテト食べて手を洗わずにすーたまのものを触ってきたりします。あーやだやだ( ͡° ͜ʖ ͡°)

結論。
すーたまだったら、此処に預けられたくないです。

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