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モンテッソーリアシスタントコース(感想)

皆様ご無沙汰してます、日台ハーフのすーたまです。

モンテッソーリ6-12歳のアシスタント養成ディプロマコースが先週の土日に無事終了致しました。

(このコースについて詳しく知りたい方はこちらのブログを参照)

ここだけの話、結構つまらなかったです。大学の授業の延長線上にあるような授業でした。今年は運よく台湾で第一回の教師養成ディプロマコースが催されたのですが、コロナ禍のためネット授業に移行。一番楽しみにしていたモンテッソーリの小学校へ授業参観をし、観察した結果を小論文にまとめる、というフィールドワークが中止され、すーたま落胆しました。

実は以前に一度だけ、大学の授業の一環で「長華」というモンテッソーリの小学校へ訪れ、授業参観をしたことがあって、とても勉強になったので、これを上回る経験値を積めるのかと期待していたので、本当にがっかりです。ちなみにこの小学校、すーたまの家のすぐ近くにあるのです。モンテッソーリのオランダ本部からディプロマコース修了証が送られてきたら、これを利用して自分で勝手にもう一度訪れちゃおうかな。

授業参観が中止されたのは許すとして、すーたまが不満なのは、授業参観の代わりにYouTubeのそこら中に転がっていそうなモンテッソーリ小学校での生徒の様子の動画を授業中に流し、感想文を書かされたこと。

ディプロマコースの授業料は30,000元で、受講日数は10日間、一日の授業時間は4.5時間なので、1時間の費用は約666元。すなわち、222元払って、20分のクソ動画を試聴させられたってわけよ。

動画をしっかり観てなかったのでもう一度流して欲しい、と要求する人もいたので、すーたま二度うんざり。動画のリンクを送ってくれれば、自分で何回もじっくり観れるのに...

とある日はトレーナーのネット接続が不安定だったため、話がブチブチ切れてました。こっちは頭の配線がぶち切れ。そして「今日はネットの接続状況が悪いから早めに切り上げますね〜」なんて言って30分早めに授業を終わらせたこともあります。

333元返せえぇぇ

トレーナーも未経験なため、準備不足でシラバスがなく、生徒は事前に学ぶ内容を把握することができません。そして10日間で学んだ内容は、おそらく5日以内に凝縮できると思います。すーたま不満暴発。

しかし冷静に考えてみると、以前のブログ「大学の意味とは?」(記事はこちらをクリック)で言及したように、大学に通う目的はあくまで大卒資格の取得であり、何かを本気で学びたいのなら大学で学ぶよりも良い選択があるはず。同様に、このモンテッソーリのトレーニングコースも資格取得のためで、規定の課題と授業時間を満たせることができればそれで良い、と考え直しました。

すーたまの結論は、モンテッソーリについて学びたいのなら、ネットに情報が溢れているし、関連する本も沢山出版されているので、ディプロマコースにわざわざ応募しなくても、基礎は自学できると思います。そして授業中トレーナーの話を聞いて学んだ気になっているだけでは、ただの「情報」であって「知識」では無い。もし、トレーニングコースで学んだことを実践できる機会を設けられたら、素晴らしいカリキュラムになると思います。

不満を散々撒き散らかしてきたすーたまですが、授業のよかった点もいくつかあります。

このコースに応募する方は殆ど子持ち且つ自費参加なので意欲的です。親同士で参加しているグループの他にも、現在モンテッソーリ教育法を実施している学校で働いている現役の先生方や、学校が新たにモンテッソーリ教育法を導入するため、派遣されてきた学校関係者が多くいます。

ちなみにこのトレーニングコースには、すーたまの勧めにより受講しているお友達も一名います。この二人は、受講者の中で最年少でした。

最年少の割には、課題をこなしていくスピードがずば抜けて速かったです。恐らく大学で大量にレポート課題を捌いてきたからだと思われます。他の年配の受講者らは、レポート課題から久しく遠ざかっているようで、苦情たらたらでした。

概してコース参加者は、レポート課題に不満を持ちつつもモンテッソーリの理念に共感しており、授業後自発的に「モンテッソーリ勉強会」を催し、子供の教育について熱心に討論する機会を作ってくれた方もいます。

一昨日その勉強会に参加し、会議の記録役を任されたのですが、まだ一回しか経験していないので、何回か体験してからその感想をまたブログに上げたいと思います。

ではまたー。

追記:

ちなみに授業中、トレーナーのサボりの様子が顕になると、そのお友達さんとラインで

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(訳:ごめんよマネー💸)

のスタンプをお互い必死に連打してました。




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