地政学① 海洋国家 シーパワー  

これから地政学を書いていきたいと思います。
そこで地政学の用語を解説していきたいと思います。

地政学の中で国家というのは内陸国家ランドパワーと海洋国家シーパワーに分類されます。

シーパワー 名前の通り海に力を注ぐ国家のことである。 アメリカの学者マハンが提唱した物である。 

シーパワーの構成には

海洋利用するための漁船 商船
海を支配するための海軍力
そして船を作るための工業

     が必要である。

シーパワーというのはアメリカやオーストラリアなどを除いて自給自足できない国が多い。 

なので海上貿易がとても重要になってくる。 
そのため海上輸送の際に大事になってくるシーレーン(海の道)が重要になってくる。 そしてシーレーンの要所である海峡(チョークポイント)マラッカ海峡やスエズ運河を抑える必要がありチョークポイントを抑える事が生命線になってくる。

日本でも宗谷海峡なども一応チョークポイントである。

そしてイギリスなどはそうであるが近くの国家が統一国家を作ってしまうとせめてこられるため緩衝地帯を作ったり近くの大陸をある程度混乱させて自国に攻めさせにくくする必要もある。 お互いに均衡させておく必要がある。

海洋国家 メリット デメリット
メリット 海が周りに囲まれているため天然の城壁になってくれるため攻めにくく侵略されにくい。 
そして侵略されにくいため領土を増やす必要がほぼない。 (大英帝国なみの土地があれば別だが)
チョークポイントだけ抑えておけば大丈夫。
他の地域から民族や文化が入ってこないため団結力が高く発展もしやすい。
自分達の文化を作る事ができる。
海上輸送は安く大量に輸送できるため貿易による発展が期待される。
軍隊にかかる費用が最小限で済む

デメリット
チョークポイントを取られたら終わり
発展するのに時間がかかり時代に取り残されてしまう。
大陸国家にシーレーンを奪われてしまえば太刀打ちできない。
アメリカやオーストラリア❓を除いては自給自足が厳しい。(現代だと特に)
貿易する事で発展するため外交がとても重要になってくる。 
攻めにくいが攻撃もしにくい。
ロシアなどのハートランド(後日解説します ユーラシア最強の場所)を日々警戒しなければならない。

海洋国家の戦略としては

チョークポイントの確保
海軍力 
外交力
貿易相手の確保
商品漁船の活用
ハートランドの巨大化の防止
近くの大陸の統一防止
緩衝地帯の設置

がとても重要である。

海洋国家の例では 

日本
イギリス
台湾
アメリカ
オーストラリア

そして半島で周りが山とかで囲められている地域・ユーラシアアフリカ大陸でない国シーパワーに属する可能性があり
イタリア
ブラジル
等もシーパワー国家であるとされている。

昔では
スペインやローマ南宋琉球などがシーパワーであったとされている。

日本というのは海洋国家シーパワーであるため、シーパワーの策略をしていかなければならず、中国などを見習うのではなくイギリスやアメリカなどの海洋国家をマネしていく事が大事だと思う。

特にイギリスは場所や置かれている状況が一緒なので見習っていく必要がある。

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