失ったもの

最近の世の中は、便利な物に溢れかえっている。
私達は、その便利な物のお陰で沢山の恩恵を受けているが、実は、その恩恵の裏で大切なものを失っている。

その大切なものとは何か？

実は、その大切なものは、便利な物によって私達は「与えられた」と勘違いしているものだ。

勘違いしているもの？

そう、私達が与えられたと勘違いして、失っている大切なものは

「時間」だ。

「時間？」

私達は便利な物によって、「大切な時間」を失っている。

もっと正確に言うと、大切な時間を過ごす事が出来なくなっている。

確かに私達は便利な物によって、「時間」を与えられた。

でも、本来「時間」は無機質な物で、何の色もなく、「時間」自体には何の意味もない。

今までは1時間かかる所が30分で済んだ。
30分という時間を与えられた。

だから「何？」

「時間」を与えられた所で、「大切な時間」が与えられたわけではない。

現在の私達は、「時間」を与えられた事だけに満足してしまっている。

そう、何の意味もないのに・・・・。

「時間」に色を付けて、意味を持たせて、「大切な時間」に出来るかどうかは、本人の行動次第だ。

私達は、決して忘れてはいけない。
便利な物が与えてくれるのは「時間」であり、「大切な時間」ではないことを・・・・。