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Time waits for no one.

自殺と京都での大学生活が同じ天秤の上にあり、どちらに傾くでもなくゆらゆらと揺れています。どちらも揺れる度に太陽の光と反射してキラキラ光っています。どちらも私が今手に入れたいものであり、手放したいものでもあります。泣きたい気持ちは常にそばにあるのに、涙は1粒も出ません。自分に対する大きな、とても大きな焦りと苛立ちが襲ってきて、横になって目を閉じ、それを過ぎ去るのを待つしかありません。私が病棟のベッドで横になってる間にも、大学の授業は、友達は、進んでいきます。時間は誰も待ってくれません。先生は「ゆっくり休んで」と言いましたが、そんな暇私にはありません。私の命もあと少し。そう思わなければ、生き急がなければ、生きていけない。しかし、家族は健康で楽しく暮らす私が好きです。死にたいと嘆く病んでる私のことは要りません。そんな私には健康な愛をくれませんし、貰う資格もありません。それでも、鬱病は治って欲しくありません。どうにかして鬱病を維持しようと努力しています。私には鬱病であることしかアイデンティティがないから。それ以上のアイデンティティを持っているはず、創り出してきたはずなのに、私は鬱病という病に縋って生きています。早く楽になりたい。この地獄を終わらせたい。

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