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ここ最近読んだ本

今年度も半分が過ぎたということで、上半期に読んで印象的だった本をまとめようと思う。

1.間取りと妄想/大竹昭子

( ストーリー )
各物語のはじめに載っている間取り。そこで展開される物語を集めた間取り小説集。

間取りがあるので頭の中で映像化しやすく、「登場人物は今ここで話しているのか」と想像しながら読むのが面白かった。
間取りの意味と物語がリンクする瞬間も堪らない。
久々に一気読みしたくなる本に出会えたことが嬉しかった。


2.SPECTATOR/自己啓発のひみつ

( 内容 )
そもそも自己啓発ってなに?
そして今も尚自己啓発本が流行り続ける理由とは。

昔は「幸せ=出世」だったので仕事のパフォーマンスを上げるような内容の自己啓発本が多かった。
しかし現代はその価値観が崩れ始めている。
それ故に「社会的な地位の高低に関係なく、自分が幸福であること」を重要視した内容が現代の自己啓発本のトレンドとなっている。
ひろゆきの“1パーセントの努力”が流行るのにも納得。


3.マリコ、うまくいくよ/益田ミリ

( ストーリー )
社会人2年目、12年目、20年目、同じ職場で働くそれぞれのマリコの社会人奮闘記。
先輩を見ては未来を想像し、後輩を見ては過去を想う。

女の出世って素直に受け入れられない風潮がある。
「あの人独身だから」「あの人は偉い人のお気に入りだから」「女だから」と。
その人だから出世したと、どうして認められないのか。


4.明日ロト7が私を救う/宮田珠己

( ストーリー )
いまの日本では厳しい老後しか想像できない。この無理ゲーから抜け出すため、著者は7つの数字を見事に当て、億万長者になれるのか。ロト7に挑戦し続ける奮闘記。

非常に面白い本だった。ロト7の数字を本気で予想して外れるということを繰り返しているだけなのに。
著者である宮田さんの挫けない挑戦的な態度が良い。


以上、この4冊が印象的でした。
Instagramのほうでも色んな本の感想を載せているので、また覗いてみて下さい。

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