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フリーランスになったら必要なお金の管理と、やがてくる確定申告を楽にする-ZayOneのはじめかた

Zay Oneというサービスを見つけました。
フリーランスや個人事業主におすすめの、お金の管理ができるサービスです。

私はお金の管理が苦手、確定申告も苦手です。
いままでいろんなサービスも使ってみましたが、どうもしっくりこなかった。
使い勝手に不満が残って使い続けられなかったのですが、これは使えるかもしれない、と思って、まずは面談サービスを申し込みました。

30分の面談で、私が求める機能のヒアリング、ZayOneの説明をしてもらい、すぐに年間契約しました。
どうしてZay Oneを契約することにしたか、というのはまた別に書くとして、このnoteでは、Zay Oneを使いたい人のために、はじめかたを書いておきます。

どうして書くかというと、使い始めの時に少し迷いそう、と思ったからです。
面談でお話ししたZay Oneのなかの人(でいいのかな?)にも、使い勝手などなにかあったら教えてください、と言われてお伝え済みなのですが、使い始めのファーストステップのガイドがあったらいいなと思いました。
そういうのは得意分野(!)なので、書いておきます。

まずは銀行口座とクレジットカードの連携を

Zay Oneに登録したら、最初にやるのは「口座・クレカ連携」です。
銀行口座とクレジットカード、それぞれ説明していきます。
「口座・クレカ連携」をクリックすると、「Account Tracker」という画面が別に開くので、そちらで操作します。

銀行口座の登録

まずは銀行口座の登録から。

事業用に口座を開いた人はその口座を、また個人口座から事業に必要なお金を出していることもあると思うので、必要な人はその口座も登録するといいと思います。
銀行口座は複数登録できます。

銀行口座の情報として、カード番号や契約者番号、そしてネットバンキングへのログインに必要な暗証番号を準備しておきましょう。
このサービスでは、銀行口座の登録の途中でネットバンキングのサイトへログインし、情報を利用する手続きが必要になるためです。

※現在、たいていの銀行ではネットバンキングのサービスがありますが、そちらにログインしたことがないという人は、先にそのログイン設定を済ませておく必要があります。

余談ですが、この機能はZay One独自のものではなく、ミロクという別のサービスのものを利用しているそうです。
銀行口座のほか、このあと説明するクレジットカード情報の登録もですが、情報自体が非常にセキュリティ度合いの高いものであり、取り扱いが重要になるため、その部分に強い外部サービスを利用しているとのことです。

クレジットカードの登録

お金の出入りを登録するので、仕事で使うクレジットカードを登録します。

コーポレートカードのように、仕事用のクレジットカードを用意しているならそれを登録すればいいですが、例えばAmazonなど、仕事で使うものも購入するけれど、プライベートでの買い物にも使っている、というケースもあると思います。
その場合は、そのカードを登録しておけばいいです。
カードの利用履歴から、これは仕事用、これはプライベート、と、あとで仕分けができるようになっています。
(これは私が気に入っている機能の一つです)

クレジットカードの登録にも、クレジットカードのサイトへのログイン情報が必要

ここがちょっと分かりにくいと思うのですが、銀行の登録と同様に、クレジットカードの登録でも、カード情報にアクセスするため、そのカード会社でサービスしているネットサービスへのログインが必要になります。

簡単に言うと、ここで登録に必要になるのは、クレジットカード番号ではなく、ネット上でサービスされている、クレジットカード会社のサイトへのログイン情報、つまり「アカウント(ID)」と「パスワード」です。

例えば楽天カードであれば、「楽天e-NAV」というサービスがあります。
ここにログインすると、カードの利用履歴や支払い情報などが分かりますが、ここへのログインが、登録の途中で必要になります。

例えば毎月のカードの利用を郵送で受け取っている場合などは、サイトへの登録をしていないことがあると思います。
そういった場合は、あらかじめカード会社に確認して、利用サイトの登録をしておく必要があります。

カードのサイトでひっかかった例(小ネタ)

私はこの登録の途中で引っかかってしまって、三度くらいループしてしまったのですが、原因は、カード会社のサイト内にあるお知らせに未読があったためでした。
ふだんちゃんとログインして読んでいるか、ということを、もしかしたらチェックしているのかもしれません。

こうした場合はメッセージが表示されます。
(が、メッセージの内容がなかなか分かりにくかったです。)
理解したあとは、一度サイトにログインしてお知らせを確認し、そのあと手続きを進めたらすんなりいきました。

各口座の情報とカード情報の読み込み

口座とカードの登録が終わったら、各口座とカードの利用履歴を読み込みます。
同じ画面の、各口座とカードのところに「更新」のボタンがあるので、クリックするだけです。

これで口座の入出金記録と、カードの利用情報が読み込まれます。

収入や経費を登録していく

ここからはZay Oneのサイトで操作していきます。
「Account Tracker」のタブが開いていると思いますが、閉じてしまって大丈夫です。

1月、2月などの月をクリックすると、銀行口座とクレジットカードの情報から読み込まれたデータが表示されているので、どの収入に当たるのか、何の経費なのか、選んで登録していくだけです。

会計費目の仕分けが楽になるサービス

最後に私がこのサービスを使おうと思った理由ですが、帳簿を付けるのに面倒な、仕分けの作業が楽になる、と思ったからです。

帳簿を付けるとき、これはなんの費用なのかを区分しておく必要がありますが、ぱっと分かるかというとそんなことはない、と思っています。

例えばボールペンを買ったら「消耗品」ですが、毎月サブスクで払っているAdobeのPhotoshopの費用は、いったいなにに当たるのか?
ソフトウェア代なのか、ネットを通じて買っているので通信費なのか?

ここでソフトウェア代だとしても、それで登録しようとしても、会計ソフトの会計費目には、ソフトウェア代というのはないので、過去の私はここで「どこに登録するの?!」となっていました。

10万円以下なら「消耗品」に入る、と、今は知っています。

ですが、こういうことでいちいち悩まされるのが、ほんとに嫌でした。

ようやくAIが実用レベルになってきたのだから、こういうものこそAIが学習して費目を分けてくれて、あとは確認だけ、とか、最初だけちょっと入れれば勝手に仕分けしてくれないものか、と思っていました。

Zay Oneでは、この費目を、最初のいくつか自分がやれば、あとは自動で「これでは?」と表示してくれるので、エンターキーを押すだけで済むようになります。
説明を受けていちばんピンときたところがここでした。

そんなわけで、年間契約しました。
一年間使ってみて、サービスの成長も楽しみつつ、経費管理や財務状況の管理をうまくできるように使ってみて、また気づいたことがあればnoteを書きたいと思います。


補足
こちらの記事は、お金をいただいたりご提供いただいたりして書いているものではありません。

IT系サービスやソフトウェアの解説が得意なテクニカルライターが、使ってみたサービスなどを勝手に解説しています。

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