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この世にたやすい育児はない

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長男と双子を共働きで育てる生活について雑記しています。 マガジンタイトルは津村記久子さんの小説のタイトルのオマージュしてます。
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#ワーママ

【子育て】 ないないモンスターあらわる

【子育て】 ないないモンスターあらわる

乳児のあいだは、ミルクを吐いたり、よだれでビチョビチョになったり、オムツからもれてしまったり、とにかく服をよく汚す。

そのためロンパースを8枚ほど追加して、これで一安心と思っていた。

ところが数日後、お風呂上がりに着替えを探すと、引き出しにはなぜかロンパースが全然ない!あんなにあった服はどこへ?

こういった事件が起こるのは今回がはじめてではない。前回も6枚のロンパースを買ったあと、なぜかそれ

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【子育て】あなたの「手抜き」が後進を救う

【子育て】あなたの「手抜き」が後進を救う

双子たちの離乳食がはじまった。レトルトに頼る気マンマンだった私は、冷凍のおかゆを解凍して離乳食をスタートした。

妊娠中に読んでいた村井理子「ふたご母戦記」には

とあった。自分の中の良い母親像に勝利したというのに首肯しつつ、私は勇気があったのか?と違和感ももった。なぜなら私にはそもそもレトルトに頼ることへの罪悪感がなかったからだ。

私はワーキングマザー2世であり、母はいわゆるフルタイムのワーキ

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【子育て】 子どもと母親のバウンダリー

【子育て】 子どもと母親のバウンダリー

母乳で育てていた長男は、離乳食がはじまるまでほとんど「わたし」でできている存在という感覚があった。実際、おなかにいるときからずっとわたしから栄養を直接とって育っているからだ。

川上弘美の「なめらかで熱くて甘苦しくて」にも同じような感覚が書かれていて、それを追体験している感じだった。

そのように育てられれば、長男にとって母親がとりわけ慕わしい対象になるのは必然といえる。

一方で、双子たちは生後

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