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この世にたやすい育児はない

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長男と双子を共働きで育てる生活について雑記しています。 マガジンタイトルは津村記久子さんの小説のタイトルのオマージュしてます。
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#子育て

【子育て】ごちそうさまの儀式

【子育て】ごちそうさまの儀式

長男はあまり食に興味がない。食が細いわけではないが、食事の時間にちょっと遊びたくなってウロウロ、ちょっと思い出したアレを取りに行ってチョロチョロ。とにかくじっとしていられないのだ。

そんな感じなのでなかなか食べ終わらない。「もうごちそうさまなの?」と何回も聞く。「もうごちそうさま!」と高らかに宣言しても「まだ食べたかったのに〜」と覆すこともあり信用ならない。

このうんざりするやりとりをなんとか

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【子育て】家庭菜園始めました

【子育て】家庭菜園始めました

長男の通う保育園ではナス、プチトマト、ピーマン、米を育て始めた。入り口付近にプランターやバケツが並び、登園時には立ち止まってじっくり観察するのが習慣になっている。

育てているのは最年長の5歳児クラスの子どもたちである。長男は見るだけではなく、自分も家で育てたいと言い出した。

正直プランターや土を用意するのはめんどくさいし、虫が来たらやだなと思う。しかし、子どもがやりたいと言っているのだ。育てて

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【子育て】おもちゃなんていらないのかもしれない

【子育て】おもちゃなんていらないのかもしれない

最近の長男は工作への意欲が高い。というのも、図書館で工作の本、「新 やさしい こうさく」シリーズの「ぎゅうにゅうぱっくでつくろう!」を借りてきたからだ。

さっそく作りたくなった長男。飲みかけの牛乳を夫に飲み干させて工作用の牛乳パックを手に入れた。

長男が(というかほとんど夫が)作ったのは、コップ、じょうろ、船である。

これらはお風呂の時間で大活躍。長男は大いに楽しんでいるようで、入浴時間が以

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「似てる」と遺伝子と推移律

「似てる」と遺伝子と推移律

双子、特に一卵性双生児である双子たちについてよく聞かれるのは

「見分けつくの?」

である。正直生まれてから3ヶ月くらいまでは成長スピードも早く、特徴と思ってたものが変わっていくので、見分ける自信がなかった。

現在では2人並べば間違えない。(しかし1人ずつだと数秒考えることは告白しておく。)

そんな彼らについて義母から、次男(双子兄)は夫の小さい頃に似ていると言われた。さらに実母から三男(双

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【子育て】 好奇心がトラブルを産む・・・そのとき親は?

【子育て】 好奇心がトラブルを産む・・・そのとき親は?

長男は絶賛トイトレ中である。1人でトイレに入って用を足したりできるようになってきた。

この排泄のお世話がなくなるとかなり親の負担は減る。やれやれ、やっと少し手が離れるか。と思っていた矢先、トイレから

「ママー!」

と聞こえてくる。なにごとかと思い駆けつけると、トイレが流れないらしい。床にはトイレットペーパーの芯とオムツが転がっている。

トイレットペーパー無くなりそうだったけ?

そう、長男

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【子育て】ピンクが好きな男の子

【子育て】ピンクが好きな男の子

長男が区民ひろばのトイレで

「これって女の子の?」

とピンクの小さいスリッパを指して聞く。

おひる寝用のコットカーバーや登園用のリュックも「なに色にする?」と聞くと、彼は「ピンク!」というのだ。

しかし、3歳にもなるとピンクは女の子という社会通念をすでに察していて、他人の目がある場では控えめにこう聞いたのである。私はすかさず、

「好きな色を履いたらいいよ」

と答えた。その答えに安心した

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