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31歳、ソーシャルアパートメントに住む。

1月初旬、1年半住んだ港区の家を退去した。
もう暫く一人暮らしをすることはないだろうと、電化製品は全て売却したし、それ以外の不要なものは全て処分。

これで実家に住む準備はバッチリ!と思っていたのだが、いかんせん実家が不便すぎる。

実家からすぐ近くにある土手での一枚

元々、千葉の松戸市で同棲していたという両親。
たまたま野田に家が安く売り出されているのを見つけ、引っ越し、そこで誕生した私の出身地は自動的に「千葉県野田市」となった。

厳密に言うと、千葉県東葛飾郡関宿町という長ったらしい住所だったのだが、私が小学生の時に野田市と合併するという、このエピソードだけで田舎と証明するには十分な場所だ。

都内に出るまで2時間かかるのはまだよい。
大学時代、往復5時間かけて通学していたからか、意外とすぐ慣れた。

ただ、【両親がいないとどこにも行けない】のは、どうしても耐えられなかった。なんだろう、この生活力0にされた感じ。動けないようにベットに縛り付けられているような感覚に近い。

そこで決めた、人生12回目の引っ越し

なぜこんなに引っ越してきたのかというと、「現状維持は衰退!」「人を変えるのは結局、環境!」「引っ越しは環境を一番簡単に変えられる手段!」と、本気で思っていたからである。

自慢じゃないが、私は部屋の”更新”というものを一度もしたことがない。

こんなんだから、現に引っ越し貧乏だし、合コンで2回も部屋の更新している男性に出会うと勝手にフェードアウトする思考となってしまった。

おまけに免許書の裏面は新住所だらけで紙がペラペラとしている。


久しぶりの誰かとの生活

というわけで、さすがにもう定住しようと決めた先がソーシャルアパートメント。

家具付きで家具を買う必要がないのと、トイレとシャワーは部屋にあるので、一人暮らしも満喫できつつ、人と交流したい時だけキッチンに行けば良いというハイブリットさ。

これなら、もしまた引っ越しするとしても身軽に行えるし、仮に一生独り身であっても、孤独を感じることは少ないだろう。

30代でシェアハウス暮らし

26歳の時に上海で仕事することを決め、送別してくれたシェアハウスメンバー

20代の時に個室だけあってそれ以外は共用という、60人規模のシェアハウスに住んでいたのだが、正直「30代までシェアハウスに住んでたらやべえな」と内心思っていた。

しかし、今や(私が住む)ソーシャルアパートメントは4割が30代。
内見時間が一緒だった方は、離婚が決まり、別居するからソーシャルアパートメントを検討していると言う。

そう、あの頃と時代は少し変わった。
「30代独身」が増え続ける現状に対し、見られ方も、あり方も少しずつ変わってきている。

今後はこういう暮らし方が主流になるに違いない。
と、期待しつつ、残り1週間となった実家生活を楽しむことにする。

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