幸せってなんだ?
日本の子どもたちの貧困化
日本では今、子どもたちが相対的貧困に苦しんでいる。
相対的貧困とは、その国の社会の所得、生活水準を比較して下回っている状態のこと。国や地域によって水準が異なることから、相対的なのだ。
『先進国の日本が、なぜ?』
私はこの“子どもの貧困”を扱っていた授業を受けていたとき、そう思った。
日本でさえ、子どもたちが貧困状態に置かれているのに。
じゃあ発展途上国の子どもたちはどうなる?
発展途上国=貧しい
正直、私の中では発展途上国に対してそんなイメージが定着している所があった。
日本よりも低い生活水準の国の暮らし、子どもたちを知りたい。
徐々に、私は興味を持ち始めた。
そこで、カンボジアの小学校の継続支援を行っている学生団体を見つけた。
なぜ、カンボジアなのか。
私はカンボジアという国について何も知らなかった。
けれど、どこか惹かれるものがあった。
きっと運命なんだろう。
今、私はその学生団体に入って3ヶ月が過ぎた。
8月には実際にカンボジアへ訪れ、トゥールスレンやキリングフィールド、スラム街、孤児院、地雷博物館などを訪問した。
もちろん、支援する小学校にも。
そこにはカンボジアの暗黒の歴史、スラム街で暮らす人生に失望した人々の姿があった。
でもそれだけではない。
明るく一生懸命に生きる人々の姿があった。
人々の温かさ、溢れる笑顔があった。
カンボジアの子どもたちは、本当に無邪気で、明るくて、楽しそうで。
“貧しい”ということに対しての偏見、劣等感のような考えは無くなった。
彼らにとっての“幸せ”とは。
支援先の小学校の子どもに聞いたら、こんな返事が返ってきた。
『家族と一緒にいられること』
“モノ”がなくても、生きていける。
人間は欲の絶えない生き物なはずなのに、今までは無い物ねだりをしていた自分がいたんだ、と大事な気がつくことができた。
幸せとは何か。
私にはまだ分からない。
しかし、彼らはもう見つけているのだ。
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