見出し画像

ポジポジティブ

家にも会社にも居場所がなく、借金のために親に無心をしすぎた結果勘当にあった。という話を今日聞いて、人生だ!と思った。まさしく人生をやっている。激動だ。見えない将来への不安、差し迫った返済期限、家族・恋人には愛想を尽かされ、会社にはパワハラ上司。迫り来る現実に俺たちはどう立ち向かっていくか!おお!と少し感動してしまうのだけど。そういう思考でいると世の中の倫理観に石をぶつけられるので小さく静かに感動していようと思う。

大学生の頃に聴いて、そんなバカな、ハハハ。と笑っていた曲の歌詞があるのだが、いざ社会に出てみるとあながち間違いでは、というかある種真理をついていたのだな。と思うものがあってそれが

会社に通えない。居場所がみつからない。
やる気が起こらない。自分には席がない。
死ね。
女と話せない。貯蓄がぜんぜんない。
最近笑えない。最近は生きてない。
死ね。

というものなんだけど、ビバ現実!って通りでこの通りだなあと気分がネガに寄っている時によく思う。ネガでなくとも普段からこのうちの5つ,6つに当てはまっている。大学の4回生の時に新入生向けオリエンテーションというので学科のガイダンスを任せられたことがあって、その時に作成したスライドでこの歌詞を引用し大学生活の悲惨さを説明した。一回生たちはかなり引いていたが教授は喜んでいた。まあ良かれと思ってやったから何も思わないし、むしろ笑うところだとギャグのつもりでやったのにどうも感覚が違ったらしい。難しい。

幸い昨晩こうの史代の「長い道」を読んでからというもの春の憂鬱どこへやら、気分がやっとネガから反転したおかげで今日の僕は上の歌詞のような深刻な気分じゃないけれど、僕がそうである時にそうでない人もいてみんな人生をやっているんだなーいやームカつくこともあるけれど生きてることは楽しいなあと思います。戦え何を人生を!ってねーポジポジ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?