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多角的な視点をもって、相手のことを考えて行動する

最近、「自分の小さな箱から脱出する方法」を読みました。

世界150万部を超える人間関係論の大ベストセラー。
定期的に何度も読み直したい本です。

人間関係や、最近うまくいっていないなぁと思うモヤモヤを解消することに役立つ考え方を紹介しており、これは仕事をする上でも、私生活でも大事だな〜と思いました。

要約

読んでない方にむけて簡単に要約です。
私は以下のように解釈しました。

  • その人の立場になって考えてみる

  • 他人のために何かしようという感情を大切にして実行する

  • 目の前の相手に向き合い、自分が自分を正当化していないか振り返る

Flierの要点ではこのように紹介されています。

参考:Flier https://www.flierinc.com/summary/2607

本のテーマでもある「箱」とはなんでしょうか。

この本によると、

「箱」とは、世界を真実とは違う歪んだ状態で見てしまうこと

人は「箱」に入ると、

自分を過大評価し、他人を過小評価する
コミュニケーションがうまくいかなくなる
本当にすべきことに集中できなくなる
自分の環境が特別悪く思える

盲目になることで、問題が起きていることに対して、自分が原因であることを気づけない。

大事なことは、「箱」に入っていないか自分自身で問うこと

そして、相手をひとりの人間とみなして、自分の反応をその人のことを考えて選ぶこと、と本書は述べています。

自分のケースで考えてみた

自分に置き換えると具体的にどういうことか、いくつかあげてみました。

相手の視点で考えることは、さまざまな立場で物事を見ることにつながるので、視座を上げることにもつながると思います。

家庭だったら

・自分が面倒だと思うことは相手も面倒だと思うことを意識する
・朝自分が忙しくても、たとえば洗濯物したほうがいいかな、て気付いたなら洗濯する
・家事は妻の方が割合多めにやってくれているので言葉にして感謝する

当たり前のことなのですが、一緒に生活していると、自分が忙しい時に、妻がやってくれるから、って思って甘えてしまうのは怠慢だと気をつけています。

本書でもそういった気持ちが湧いた時に、「でも別にいっか」と思い、やらないことを「自分への裏切り」という表現をしており、その積み重ねがお互いが、「箱」に入ってしまうきっかけになると伝えています。

代表山田さんだったら

弊社CEO山田さんの視点を持ち、組織事業に向き合うことを意識しています。
・経営者として今どこに注力をしているか
・山田さんが山田さんがすべきだと思うことに時間をかけれているか
・河島ができることで山田さんの時間を少しでも作ることはやる
・自分にどんなことを期待していて、それに対して自分は何をすべきかを考えそしてそれを山田さんと話してちゃんと認識を揃える

執行役員として期待に応えることは当然とし、自分が求められていることは非連続にファインディを成長させることにあるので、自分がすべきことをする、山田さんに山田さんの仕事をさせることが責任だと思っています。

上長など自分よりポジションが高い人の目線を意識して、その方の仕事を自分ができるようにするというマインドで仕事をしていると自然にそのポジションに上がるのだと思います。

私のチームメンバーだったら

私は社長室室長として仕事しているので、自身のチームメンバーの立場になって考えてみます。

・相手の考えをちゃんと聞いているか
・相手に聞く前に、自己開示を十分にしているか
・上長である私に対して言いづらいことがあることを意識する
・何か指摘するときは、それを相手が言われたらどう思うか想像する
・相手の目標達成やキャリアアップに向けた支援ができているか自身に問う

多くのマネジメントに関する本や周りの人から教えてもらい学びましたが、一人一人に向き合うことしか解はないということに辿り着きました。

当たり前ですが、メンバーは自分とは違う人間なので、そこを意識して、その人に向き合うことを意識しています。

まだまだだと思っていますし、迷惑をかけているかと思いますので、日々精進しております。

投資家だったら

私の場合のステークホルダーの例として、たとえば投資家を挙げてみました。投資家の頭の中を想像します。

・ファインディに何を期待しているか
・投下した資金をどのように使って欲しいと思っているか
・経営者としての説明責任を果たせているか
・投資家に対してこちらが協力してほしいことを伝えられていて、それは相手にとって動くにあたるインセンティブがあるか

ステークホルダーに対して、こちらの要望を伝え以前に、相手の目線や期待が違うことを意識しないとコミュニケーションや交渉はできないことを気をつけています。

これはクライアント、ユーザー、候補者、メディアといったあらゆる相手に対して当てはまることであり、相手にはそれぞれ立場があり、優先している点が自分とは異なります。

日々"徳"を積む・視座を高める

総括すると、相手のことを考えて行動することだと思います。

情けは人のためならずという言葉がそのとおりで、世の中にとって良いことをしていくと、いつか自分に返ってくると信じることが大事だと思います。

LayerXが、バリューの一つに“”をいれていますが、めちゃくちゃ共感してます。

https://layerx.co.jp/about

仕事だけでなく日頃から、心の中でこうやると良いかな?ていう感情を大切にしてそれを実行する積み重ねが大事だと思います。

偽善と思われようが、席を譲った方がいいかなと思ったら席を率先して譲るし、こういうこと共有や発信したら誰かにとって役に立つかなとか、こうしたら相手にいいかなって思ったらそれを行動に移します。

世の中や周りの人にとってこれすると良いのかも?と思った感情を大切にする。

これはなかなか言うは易しで、私も完璧にはできていないのですが、日々意識しています。

そういった視点を多様に持つことが、私生活も仕事も含めた人生を豊かにするのかなと思っています。

視座を高めるとよく言いますが、多角的な視点を持って、ステークホルダーが望むコミュニケーションをしていくと相手の満足度が高まるので、結果自分の仕事の成果につながるということではないかと思います。

人にやさしく生きていきたいですね

忙しいとき、辛いとき、大変な時に人の本性が出ると思います。

今自分が忙しいという都合で周りに強く当たってしまったのではないかとか、家事を疎かにしたのではとか、何かするのを諦めたとか、日々日々反省してます。難しい。

どんな時でも他者を思いやり、人にやさしく生きていきたいですね。

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