見出し画像

将棋ペンクラブ大賞決定を取り上げてくれるメディア

 
 将棋ペンクラブ大賞は、最終選考会が終わると、まず受賞者たちに連絡を入れる。稀に辞退をする人がいるので、賞を受けてくれるかの確認をするのだ。
 
 その確認が取れると、正式に発表となる。最終選考会は土曜に行われるので、メディアが動き出す翌週の月曜に発表することが多い。どう発表するのかというと、ペンクラブのホームページに載せること、それと主要マスコミ各社にファックスを送ることの2点となる。
 
 マスコミ各社へのファックスは、たしか40社程度だったと思う。ずっと以前から使っている一覧の用紙があって、見たことがある。ただ、ぼくは送信係になったことがないのでその用紙は預からなかった。以前は、送信係の人が会社のファックスから送ったこともあったようだ。時代を感じる。コンプライアンスが整っている今では無理な話だ。現在は、自宅にファックスがある幹事が送信している。
 
 直木賞や芥川賞なら全社取り上げてくれるだろうが、将棋ペンクラブ大賞はなかなか取り上げてくれない。毎年、3社程度だ。その中で毎日新聞は毎年取り上げてくれる。さすがは一般的に最も有名な棋戦の主催(名人戦)だけある。将棋の記事は積極的に載せているのだろう。元々好きな新聞だが、この点でも好感を持っている。
 
 あと、自分に関係ある社は、けっこう積極的に取り上げてくれる。文芸部門に選ばれた本の出版社がブログやホームページに記載してくれたり、観戦記を載せた新聞社が紙面を割いて(マイナー記事なので小さくだが)記してくれたりする。
 
 マスコミが将棋ペンクラブ大賞を取り上げてくれたからといって、どうということはないが、選んでいる側からすればやはり張り合いを感じる。なんとなく感覚的に、「大々的に発表した」というように思えてしまう。もっとも今は、Twitterで広がっていった方が影響力が強いだろうが……。
 
 今年はコロナの影響で贈呈式がなくなってしまい、受賞された方々の華やかな舞台が一つ減ってしまったので、受賞された方や作品が少しでも多く知れ渡ってほしいと願っている。
 

書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。