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元祖が選ぶ カニカマ5大ニュース2023

今年も残すところあとわずか。2023年の締めくくりに、今年のカニカマ界隈に起こった出来事をスギヨ視点で選んでみました。

カニカマが世界的なニュース誌「TIME」に登場

TIME誌の記事

世界各国で読まれるアメリカのニュース雑誌「TIME」(9月25日発行/アジア版)で、カニカマが日本の伝統と革新の中で誕生したことが紹介されました。約50年前、偽物・インチキ・騙されたと酷評されたカニカマが、今では代替食品の先駆けとして、世界でも注目を集めています。

【TIME】アメリカのほか、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど世界各地で3,000万人以上の読者を持つ今年で創刊100周年のニュース雑誌

カニカマ氏も世界デビュー
カニカマ誕生50周年記念短編映画「カニカマ氏、語る。」のキャラクター、カニカマ氏も同誌で世界デビューを果たしました。映画はカニカマ氏が語るカニカマ史で、人工クラゲの開発失敗から生まれた誕生秘話を語り、挑戦する人の背中をそっと押しています。

カニカマ誕生50周年記念短編映画「カニカマ氏、語る。」


海にはいない究極の理想形 「雄雌いいとこどり」カニカマ誕生

これまでに雌のズワイガニを目指した「香り箱」、雄のズワイガニを目指した「大人のカニカマ」を開発していたスギヨは、ついに雄雌を超越したカニカマ「香り箱 極」を誕生させました。雌の繊細な食感と味わいがありながら、雄の食べ応えを両立。これまで受け継いだ加工技術を駆使し、自然界にはいない究極の理想を体現しました。

3月に発売した究極のカニカマ「香り箱 極」


「こんなの初めて」カニカマフルコース

7月、「香り箱 極」を使った初めてのカニカマフルコースが登場しました。オードブルから3種盛、スープ、揚物、メイン料理にいたるまでカニカマ尽くしのコース料理です。「和倉温泉旅館 加賀屋」の姉妹館「あえの風」の調理長が腕を振るい、カニカマと能登の食材を組み合わせて特別メニューを考案しました。参加した約50人が海鮮タルタルやビスクスープ、ベニエ(洋風の揚げ物)、西京漬け、すしなどを味わい「こんなの初めて」「カニカマがこれほどおいしくなるとは」など驚きの声が上がりました。

カニカマがふんだんに使われたカニカマフルコース


カニカマハナコさん カニカマレシピ1800品突破

毎日欠かさずカニカマ料理を作っているカニカマ料理研究家「カニカマハナコさん」が、約5年間で作ったレシピが今年1800品を超えました。カニカマハナコさんは料理を作ることのほかに、友達にカニカマを紹介すること、どんなカニカマが並んでいるかスーパーをチェックすること(カニカマパトロール)など、「カニカマ活動」と呼んでカニカマライフを楽しんでいます。取り扱う商品を充実させてほしくて、スーパーの投書箱に思いを伝え続けたところ、一時、家の周りのスーパーから投書箱が消えたこともあったそうです。カニカマハナコさんのおすすめは「カニカマメンマ」「カニカマ焼売」「カニカマ肉巻」。下記のInstagramにこれまでのメニューが載っているので、いろんな料理を試してみてください。

Instagram抜粋(@kanikamahanako)

@kanikamahanako • Instagram写真と動画


みんなでつくろう!S(スギヨの)O(おいしい)S(災害食)

考案したおいしい災害食「味変」おでん

1640(寛永17)年から能登に根差してきたスギヨが、防災意識を高めることで住民を守ることに役に立てたらと、市民の方々と一緒に新しい災害食を考案しました。災害時に必要な食事の要素を考え、災害時だからこそ楽しくコミュニケーションが生まれるように、常温レトルトの「味変」おでんを開発。うす味のおでんの出汁そのまま、韓国風ソース、イタリア風ソースの3つの味が楽しめるほか、ソースを使った炊き込みご飯やチャプチェなどアレンジレシピも考案。いつもの食事が楽になったり、災害時でもいつものおいしい食事ができる調理法を考えました。一緒に開発した市民の方々が、身近な人や自身のコミュニティーで勉強会や食事会、料理教室などを開き、防災について気づいたことを伝える動きが波及しました。

活動の様子


以上、カニカマ5大ニュースでした。
紅白で縁起の良いカニカマは、新年も活躍してくれそうです。