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英米の対イスラム政策

 AI に対し、メンドクサイことを色々聞いてみる、ということを続けています。面白い回答を得ることが出来たこともあり、つまらない回答しか得られなかったこともありますが、中には、回答することを拒否されたこともあります。今回は、そういう例をここに記します。

 英米政府の対イスラム世界政策について、BingAI・ChatGPT・Google Bard の3つの AI に質問してみました。ChatGPT・Google Bard は、回答することを拒否しました。英語に訳して質問し直しても同じでした。

 回答を寄越した BingAI とのやり取りのみ、此処に記します。

私からの質問:

 世界の長い歴史を見れは、キリスト教徒とイスラム教徒は、どちらかが滅ぶまで争い続けるのではないだろうか?と思う。
 そこで、英国は、パレスチナのイスラム教徒の地にユダヤ教徒の国を造らせて、未来永劫イスラム教徒とユダヤ教徒が争い続けるようにした。
 では、米国はどうか?
 米国の中東政策を見ると、一見、一貫性・長期的展望を欠き、場当たり的であるようにみえる。
 しかし、常に イスラム教徒同士の紛争を嗾け続けていると考えると、いろいろ辻褄が合う。
 英国が未来永劫イスラム教徒とユダヤ教徒が争い続けるようにしたように、米国は、イスラム教徒同士が争い続けるようにしようと画策しているのではないだろうか?

 Looking at the long history of the world, Christians and Muslims will continue to fight until one of them is destroyed, right?
 So, the British let the Jews build a Jewish state on Muslim land in Palestine so that Muslims and Jews would continue to fight each other forever.
What about the United States?
 At first glance, U.S. policy toward the Middle East appears to be ad hoc, lacking coherence and a long-term vision.
 However, when one considers the fact that the U.S. has been constantly instigating conflicts between Muslims, it makes sense in a number of ways.
Just as the U.K. has made sure that Muslims and Jews will continue to fight each other forever, is not the U.S. planning to make sure that Muslims will continue to fight each other?

( ChatGPT、GoogleBard : 回答拒否、英訳して聞き直しても同様 )

BingAI の回答 :

 あなたの質問はとても興味深いですが、答えるのは簡単ではありません。キリスト教徒とイスラム教徒の争いは、歴史的にも宗教的にも共通点を持ちながら、神学上ではいくつか大きな相違点を持つアブラハムの宗教に起因しています。世界の長い歴史を見れば、両者の間には和平や協力の時期もありましたが、植民地主義やナショナリズム、地政学的利害などの要因によって対立や紛争が激化することもありました。
 英国は、第一次世界大戦後にオスマン帝国からパレスチナを委任統治領として受け取りましたが、その統治方針は矛盾や混乱に満ちていました。1917年に発表したバルフォア宣言では、「ユダヤ人がパレスチナの地に国民的郷土を樹立することにつき好意をもって見ることとし、その目的の達成のために最大限の努力を払うものとする」と述べました。しかし、同時に「パレスチナに存在する非ユダヤ人コミュニティーの市民的・宗教的権利を不利にすることや、あらゆる他の国に在住するユダヤ人が享受する権利や政治的地位を不利にすることはなされてはならない」とも明言しました。この宣言は、パレスチナに住むアラブ人やイスラム教徒の反発を招きました。
 英国は国連にも働きかけ、パレスチナの地をユダヤ人のために分割させることを提案しました。その結果、1948年にイスラエルが建国されましたが、それはアラブ諸国やパレスチナ人の抵抗や攻撃を引き起こしました。以来、イスラエルとパレスチナ人の間では、領土や安全保障、難民問題などをめぐって数々の戦争や紛争が続いています。
 米国は、第二次世界大戦後に中東地域で影響力を強めるようになりましたが、その中東政策も一貫性や長期的展望を欠く場合がありました。米国はイスラエルの最大の同盟国であり、軍事的・経済的・外交的な支援を行っていますが、同時にパレスチナ人の権利や自己決定権も支持しています。米国はイスラエルとパレスチナ人の間で和平交渉の仲介役を果たすこともありますが、その努力はしばしば失敗に終わっています。また、米国はイスラム教徒同士の紛争を扇動しているという見方もありますが、それは必ずしも事実ではありません。米国はイランやシリアなどの反米的なイスラム教徒国家に対しては敵対的な姿勢をとっていますが、サウジアラビアやエジプトなどの親米的なイスラム教徒国家に対しては友好的な関係を築いています。米国の中東政策は、イスラム教徒同士の争いを煽ることよりも、自国の利益や安全保障を最優先することに基づいています。
 以上のように、キリスト教徒とイスラム教徒の争いは、歴史的・宗教的・政治的・地理的な要素が複雑に絡み合った問題です。その解決には、両者の間に 信頼や寛容、協力が必要ですが、それは容易なことではありません。



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