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改めて、「運も実力のうち」と分かった話

今年もイグノーベル賞が発表されましたね。

イグノーベル賞(イグノーベルしょう、英: Ig Nobel Prize)とは「人々を笑わせ考えさせた研究に与えられる賞。ノーベル賞のパロディーとしてマーク・エイブラハムズが1991年に創設した。

Wikipedia

「人々を笑わせ、考えさせた研究」に与えられる賞ということで、
今年はどんなユニークな研究が受賞するのかと、、毎年楽しみにしています。

今年も「人が最も効率的に指を使ってつまみを回す方法の発見」(日本人の方が研究された内容です!)であったり、「子ガモが泳ぐときに組む隊列の理解」であったりと、興味深い研究が受賞をされていました。

その中でも、「なぜ成功は、もっとも才能のある人ではなく、もっとも幸運な人に行くかの数学的な説明」という研究が、非常に面白いと思ったため、その内容について、個人の目線からの解釈を記していこ

研究について

研究の原文はこちらです。

研究の概要

研究の中身としては、
・1,000人以上の人々のキャリアをシミュレート(仮想の人々です)
 ・初期資産はみな同一に
 ・才能は、正規分布とした

・半年に一度イベントが発生
 ・なにも起こらない
 ・才能に応じて、資産が増加(幸運)
 ・才能問わず、資産が半減(不幸)

一定期間後、人々の資産がどうなっていたかをチェックする、という内容でした。

研究の結果

結果として、お金持ちとなった人は
・幸運なイベントが発生する回数が多かった
・不幸なイベントが発生する回数が少なかった

という条件を持っていました。

才能を持つ人がどうだったかというと、
才能がない人よりかは、お金を持っている傾向にあったようですが、
才能があるからと言って、お金持ちにはならなかった
ようです。

逆に、お金を持てなかった人は、
・幸運なイベントが発生する回数が少なかった
・不幸なイベントが発生する回数が多かった

という条件を持っていたようです。

つまり、才能があるからお金持ちになるのではなく、
「運がいい」からこそ、お金持ちになる
、ということが示唆されているのです。

研究結果をみて考えたこと

自分は凡人だなあと常々思っているので、
この研究結果はとてもポジティブに受け取ることができました。

それと同時に、才能は引き続き磨きつつ「運」も磨いていく必要がありそうと考えています。

上記の表現からお分かりになるように、
私は「運」は自分で磨いていけると思っている派です。

前提として、わたしは「運がいい」状態とは、自分の状況において「望ましい」と思うイベントが起こることだと考えています。

つまり、人によって「運がいい」という状態は違うはずです。

例:新商品のプレゼンの機会が与えられたとして、
・プレゼンに自信がある人は「運がいい」と思う
・プレゼンに自信がない人(やりたくない人)は「運が悪い」と思う

その前提に立つと、「運」とは以下3要素に分かれると考えています。

・目標を持つこと
→「運がいい」という状態を自身で定義できていること
(目標を持たないと、運がいいことに気づけない)

・前向きであること
→発生する事象を「運がいい」と解釈できる
(人によっては運が悪いと思うことも、運がいいと解釈を転換させることができる=運がいいイベントに遭遇しやすい)

・いつもご機嫌でいること
→周りの人から助けてもらえたり、「運がいい」出会いが生まれたりしやすい

ここまで考えみると、自分自身の気の持ちようであったり、
スタンスであったりで、「運がいい」という状態は作れるのでは、と考えています。

なので、タイトルにもある「運も実力のうち」という結論に行き着きました。

日々忙しく過ごしていると、「運がいい」とされる要素を忘れてしまい、
目標を忘れて手段に固執したり、後ろ向きになったり、機嫌が悪くなったりと、運が悪くなってしまうような態度になってしまうので、今までより一層自分のふるまいや思考に気をつけていこうと思いました。

そして、「運がいい」という状態に自分で持っていけるようにしたいです。

今回も読んでいただいてありがとうございます。
貴方にとって、運がいいという状態はどんな状態ですか?


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