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何を大切に生きるか、価値観の変化

20歳の頃、
私は有名になりたくて、
キャリアウーマンになりたくて、
「上」を目指したくて、
人から「かっこいい」と言われたかった。

努力と忍耐、働くことに意味がある。
頑張らなくてはならない、
努力、鍛錬、努力、鍛錬。

それがかっこいい。
仕事はスピード、結果はすぐ出す。

継続とスピードは力なり。

そんな感じだった。

美容師自体は何度も辞めたかったし、
実際一度大きな挫折はしている。

そんなこんなで、怒涛の20代を過ごして、
自分の設定した目標はクリアして、
海外も行ってキャリアも積んで。

周りからの見られ方は

「真面目、努力家、向上心がある」

そのイメージはきっと今も変わってないだろう。



でも、確実に変わったことがある。

自分の内側。

数年前までは、
見られ方と、内側はちゃんと一致していた。

けど、最近は、
そんなことはどうでもいい。

名声、NYブランド、かっこいいと言われたいとか、
「上」を目指したいとかいう謎の価値感。

何なの?「上」って。
今ではそう思う。

結局全てが、「認められたい」という
他者からの承認を求めて動いていたことに、
完全に気づいたからだ。

昔からの友人であれば、
私のメンタルの弱さは知っているだろう。


けれど、仕事では、弱く見られないように
「しっかり者」を演じるし(演じていたし)、

謎の生まれ持ったポーカーフェイスによって、
内側のドキドキなんて全く気づかれない。

でも、自己肯定感なるものは、
めちゃくちゃ低いが故に、
結果を出し、認められないと
自分に存在意義が無いのでは、
誰かに認められることで、
自分を保っていたのかもしれない。

SNSなんて、本当にその塊だった。


コロナが起こったからだろうか、
占いで言う星の位置が変わったからだろうか。

自己承認欲求を満たしたいが故の
目標設定だったと言うことに気がつき始めて、
内観が始まった。

年齢による何かしらの変化があるのは当然だけど、
「別にそんなもの目指さなくて良いじゃん」
って感覚になってきた。

何より

「自分が自分らしく、心地よく過ごせることをしたい」
「我慢、忍耐なんてなくていい」
「自分は自分でいい」
「周りの情報に左右されず、本当にやりたいことを」

激甘な言葉を自分にかけるようになっている笑

コンフォートゾーンを抜けるのが良いとか
巷では良く耳にするけど、

昨今の自分の考えは
「コンフォートゾーンにいて何が悪い?」だ笑

もちろん、知り得たい新しいことや、
新しい価値観を知るための環境に行く、
受け入れることは必要かもしれない。

けど、
「無理やり、我慢に我慢を重ねて」
こうした方が、周りのため。
そんな感覚はもういらない。

「まずは自分の心地よさを最優先すること」


そこにフォーカスして、
今までを振り返ると、
あらゆることが


「〜しなければならない、ならなかった」
「この人のために、この会社のために」

だった。結局それが本当にやりたいことなのかというと、
正直そうでもなかったのかもしれない。

いつからか「楽しい」と言う感覚を
完全に忘れていたのだ。


今日はこれをしなくてはいけない。
何かしなくてはいけない。
この方が周りの為になる。

全てのことに「辻褄」を合わせて行きる人生だった。

正直、NY行きもこの「辻褄合わせ」が生んだ結果だった。

別に行ったことを後悔は全くしていないけども。

(行けたことは周りの人の縁もあり、
本当に感謝しかない。)

でも、今感じるのは、

心から「やりたい」と思うことを
やっていなかったのでは?
と自問自答。


「本当は何がやりたい?」
「何をするのが得意?」
「仕事で何を得たい?」

頭ではなくて、心で感じる自分の声に耳を傾け始めると、
「かっこよく見せたい自分」の優先順位は結構下になっていってる。

この美容業界でも
「月に何万売り上げた」
「1時間でここまで仕上げた」
「リピート率が100%」
とかとか、そんな数字がどんどん目に入ってくる。

まぁ、ビジネスだから大切なんだろうけど、
成功(?)するには大切なんだろうけども。

(成功の価値観もちょっと変わってきていることに書きながら気づいている)

わたしは今、

「1日たった一人のお客様でも、最高に気に入ってくれて、幸せに帰ってくれたら、それでいい。大満足。」

そんだけ、ゆるい。

1日に何人も捌き、売り上げを立て、
「まだまだいける!」みたいな熱量は、ない。

抜かりなく、完璧に一人を仕上げれれば、それで満足。
この美容師の仕事では。

あとは、0を1にすることを
毎日毎日やっていたいのだ。

そういえば、私何が好きなんだっけ?
何が得意なんだっけ?
と考えると、

抜かりない計画性や、
一人のクライアントに対して最善の何かを提供すること。
自らが「良い」を思うものを作り出すこと、
自分のアイデアを形にすること。
手を動かすこと。

こんな感じだろうか。

となると、自分の手、アイデアを使って、
自由に何かを生み出せる場所を作るしかない。

その場所と、今後の広がり方、バランスを
ちょこちょこと考えながら、
あとは行動に移せるタイミングを見計らっているのであります。

以上、#本日の頭の中 でした。


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