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レビュー:2020:J2:第2節:H:vsレノファ山口「待望のJ2再開初戦でより鮮明となった岡山の進化(深化・真価・芯化)」

岡山vs山口:2-2
得点者:11高井 和馬(9イウリ)、9イウリ(2菊池 光将)、44清水 慎太郎(41徳元 悠平)、9李 勇載(14上田 康太)
警告:29パウリーニョ(黄)
観客数:無観客試合
試合会場:シティライトスタジアム

1、 チーム情報

審判

主審:松本 大
副審:三原 純、イ・サンギ
第4の審判員:池内 明彦

2020:J2:2節:H:vs山口(岡山メンバー)

監督(岡山)

有馬 賢二

スタメン(岡山)

44清水 慎太郎:2.5、9李 勇載(イ・ヨンジェ):2.5
7白井 永地:3.0、19上門 知樹:3.0
26パウリーニョ:2.5、14上田 康太:2.0
41徳元 悠平:2.0、8田中 裕介:3.5、4濱田 水輝:3.0、23松木 駿之介:3.0
22ホープ・ウィリアム:2.5

リザーブ(岡山)

GK:13金山 隼樹
DF:3後藤 圭太、31下口 稚葉
MF:11三村 真
FW:15山本 大貴、18斎藤 和樹、24赤嶺 真吾

途中交代(岡山)

44清水 慎太郎→24赤嶺 真吾:3.0
23松木 駿之介→31下口 稚葉:3.0
7白井 永地→15山本 大貴:評価不可
19上門 知樹→18齊藤 和樹:2.5

2020:J2:2節:H:vs山口(山口メンバー)

監督(山口)

霜田 正浩:2.5

スタメン(山口)

11高井 和馬:2.5、9イウリ:1.5、19森 晃太:2.5
10池上 丈二:2.5
30ヘニキ:3.0、6高 宇洋:2.5
24安在 和樹:3.0、2菊池 光将:2.0、13楠本 卓海:2.5、41武岡 優斗:3.0
17吉満 大介:2.5

リザーブ(山口)

GK:33山田 元気
DF:26川井 歩、28眞鍋 旭輝
MF:5佐藤 健太郎、14吉濱 遼平
FW:16浮田 健誠、18小松 蓮

途中交代(山口)

10池上 丈二→14吉濱 遼平:3.0
11高井 和馬→16浮田 健誠:3.5
41武岡 優斗→26川井 歩:3.0
9イウリ→18小松 蓮:評価不可
19森 晃太→5佐藤 健太郎:評価不可

2、 評点

監督

有馬 賢二(岡山):2.5

Jリーグ再開後の初戦。コンディションや無観客試合という難しい状況下で、90分間戦えるチームに仕上げて来た。守りに入りことなく、新戦力の融合を進めつつ、怪我人出たポジションを巧くカバーし、復帰した選手も起用し、前向きなメンバーを揃えた。また、試合終盤には、攻撃的なカードを投入し、勝ちに行ったが、あと一歩届かず、勝ち点1に終わった。

霜田 正浩(山口):2.5

山口スタイルを貫くと思われたが、岡山対策で、少しチームの布陣のバランスを弄ってきた。選手をただ、並べるだけではなく、こういった微修正をしっかりしてくる辺り、中断期間を巧く活かしていた。岡山のサッカーを巧く攻略し、2点先取に成功するも試合のクローズに失敗し、選手交代で再リードを狙うも岡山同様に、あと一歩届かず、ドローに終わった。

CF

9李 勇載(岡山):2.5

試合終盤に、14上田の正確な右足でのクロスを頭でしっかりミートして、値千金の同点ゴールを決めた。9李に対する、研究や対策が進み、フィジカルで突破するシーンこそ減ったが、ストライカーとして研究された中でも惜しいシーンがあり、そこで得点を決めるという感覚がより研ぎ澄まされた印象。チーム力底上げされた今季も爆発の予感を感じされた。

9イウリ(山口):1.5

山口の全ての2得点に絡む活躍。1得点目は、フィジカルの強さを活かし、8田中からボールを奪うと、ゴール前に侵入し、絶妙なグラウンダーのクロスで、先制点をアシスト。2点目は、4濱田の対応が遅れた事もあるが、フィジカルの強さで、寄せ付けず、ペナルティエリア内から、シュートまで行き、2点目を決めた。J2での活躍が予感する。素晴らしい働き。

左WG

11高井 和馬(山口):2.5

ピッチを巧く使うという点で、サイドのスペースを活用する事に、集中していた。岡山の左サイドが攻撃的という事もあり、右サイドの方からのチャンスメークが多く、フィニッシュの場面の印象が強い。実際に先制ゴールでは、右サイドからのチャンスをしっかり決めた。その他のシーンでもゴール前のシーンで飛び込むシーンなど、フリーランが目立った。

右WG

19森 晃太(山口):2.5

左WG同様に、ピッチを巧く使うという点で、サイドでの攻撃で、重要な役割を担っていた。パスの中継点としてもしっかり機能し、ボールロストも少なかった。また、クロスを放つシーンでは、タイミングと精度共に、長短、上下を使い分けて、右サイドでの山口の攻撃を支え機能させていた。残念ながら得点には、絡めなかったが、攻撃での活躍が光った。

ST

44清水 慎太郎(岡山):2.5

CFに近く、ツインタワー的なサッカーではあるが、少し引いて後ろからドリブルするシーンやポストプレーするシーンも少しあったので、表記上は、STとした。前線の起点としては、起点に成り切れなかった印象こそあるが、ストライカーらしいダイビングヘッドでのゴールを決めるだけではなく、ドリブルで運ぶシーンも見られて、総合力の高さを見せた。

SH

19上門 知樹(岡山):3.0

抜群のシュートセンスを見せた。ゴールこそ決めなかったが、シュートまでがとにかく速い。スピードもあり、シュートの打てるポジションまでに、到達するのも速い。シュートの精度は、日によって感度は変わって来るので、ミートはしっかり出来ていましたし、調子が良い日は、ハットトリックみたいに得点を量産できる可能性を感じたプレーが出来ていた。

OH

10池上 丈二(山口):2.5

攻撃時は、9イウリの傍に顔出し、攻撃に厚みを生み出し、守備時は、中盤の隙を埋めた。守備時は、岡山のパス回しに狂いを生み出し、攻撃時は、対応を難しくさせた事で、一時、2点差リードの状況を生み出す、圧力と安定感を生み出した。攻守共に、アグレッシブかつテクニカルなサッカーを展開する山口の10番に相応しい存在感で、勝ち点1に貢献した。

7白井 永地(岡山):3.0

中盤の中央から一列前のサイドよりにポジションを移した事で、ボールタッチ数は減った。初戦程の存在感こそなかったが、ボールを持った時の安定感は、プレッシャーのきついポジションでも不変であった。チームとしての連携が高まれば、昨季少なかったゴール前の守備網を崩すためのパスの通過点としての期待値は、非常に高く、今後の試合が楽しみ。

CH

14上田 康太(岡山):2.0

この試合での相方が、ボールを運ぶことと、前へのパスの意識が高い26パウリーニョになった事で、パス回しの感覚に戸惑いミスパスするシーンなどが目についた。この辺り、横パスやバックパスを選択する事が多かった、プレースタイルが良い方向に働ければ、左足精度をより活かせるシーンも増えてくる筈。右足でのアシストの様に、新たな14上田が見えるか。

6高 宇洋(山口):2.5

10池上のプレーを、守備に比重をシフトしたイメージのプレーを魅せた。守備時には、素早く30ヘニキの積極的な守備のカバーする守備で、危険な位置をケアし、インターセプトを重ねた。岡山が、前半攻めあぐねたのは、6高のポジショニングが大きい。カウンターのポイントにもなっていて、攻守で水を運ぶ選手であり、山口の心臓と言える活躍だった。

DH

26パウリーニョ(岡山):2.5

激しい積極的な守備が持ち味の選手だが、それだけではなく、ボールを運ぶ意識と前へパスを出す意識が高い。それに伴い、昨季のスタイルに慣れた選手とのギャップが生じ、岡山対策をしてきた山口の守備のバランスの良さに、チームとしての連携は、改善の余地がある。相互理解が進み、選手同士の意思疎通が巧くいけば、岡山に新たな風を起こしてくれる。

30ヘニキ(山口):3.0

中盤の守備の砦として、岡山の攻撃に対して、パワーで対抗した。押し込まれれば、最終ラインにも加わり、中央を固めて、攻撃の人数と守備の人数、ポジションを考慮して、潰す守備もあった。直接的な、ボール奪取自体は、そこまで多くないかもしれないが、中盤の6高と10池上、最終ラインと連携し、失点するまでの岡山の前に立ち塞がり続けた。

左SB

41徳元 悠平(岡山):2.0

かなり高精度の左足のクロスで、アシストを記録。2試合目にして、昨季のウィークポイントであったクロスからの得点を演出した。クロスだけ巧い選手ではなく、強烈な左足のミドルシュートや、フィジカルを活かした対人守備、過剰になり過ぎない機を見た攻撃参加。攻撃的なポジションの選手より、アシストどころかゴールを記録する可能性を感じた活躍。

24安在 和樹(山口):3.0

岡山の23松木が高いポジションを取る事で、攻撃参加の回数が限られた。逆に上背の低さを突かれて、競り負けて1失点目を防げなかった。チームとして、11高井と良い関係を築き、持ち味の攻撃で、貢献したかった。競り負けたシーン以外は、献身的にチームとして、対抗し、攻撃の機会を窺い続けた。技術は高い選手なので、攻撃でもっと目立ちたい。

右SB

23松木 駿之介(岡山):3.0

元FWの選手という事もあり、クロス精度はそこまで高くなかった。しかし、攻撃参加への躊躇いはなく、DFの嫌がるスペースへの嗅覚は高く、良い形でパスを受けて、クロスまで行くことが出来ていた。右SBとして、守備での貢献度高める事で、自信を深めつつ、クロスの軌道の改善やドリブルの仕掛け、サイドでのパス交換を極める事で、より活躍できる。

41武岡 優斗(山口):3.0

両サイドに言える事だが、両WGが広くポジションを取る事と、中盤が布陣上手薄という事もあり、攻撃参加の回数は限られた。ある程度、分業しつつ戦っていたが、気の利いた攻撃参加が、41武岡には見られた。やはり、前の人数を増やすタイミングを掴む事が、山口の生命線で、その辺りを巧く出来ていた。後ろからの組み立てにも、しっかり絡めていた。

左CB

8田中 裕介(岡山):3.5

セフティファーストが基本のCBというポジションで、欲を出し、ボールを奪われてしまった。評価上は厳しくなるが、こういったボールを大事にする意識は、非常に大事で、チーム方針でもある。よって、ボールロストを恐れず、続けて欲しい。1試合で見れば、ミスを返上する攻守での良いプレーがあり、41徳元と二人で、左サイドを攻守で盛り立てた。

2菊池 光将(山口):2.0

2失点こそしていたが、2点目をアシストした精度の高いパスに象徴される通り、山口の後ろからの組み立てに大いに貢献した。こういった選手が後ろに控える事で、前に重心を置く、布陣で戦える。多少の数の手薄でも組み立てる事ができるからである。守備でも9李や44清水に厳しい対応を続け、背後のスペースを与えず、鉄壁を築き、山口の守備を支えた。

右CB

4濱田 水輝(岡山):3.0

開幕戦同様に守備時にパワーに押されて失点してしまった。岡山では、守備のパワーのある選手なので、今後J2を戦って行く中で、守備の崩壊する怖さを感じる2試合となった。パス回しはもう、不安はなく、持ち味の守備で、どれだけ貢献できるかで、高さと強さを攻守で、如何に発揮するか。コンディションと連携の改善を含め、判断を良くしていきたい。

13楠本 卓海(山口):2.5

確かな足元の技術と、対人の強さで、対人戦では、9李と44清水に仕事をさせなかった。チームとしては、サイド攻撃と、セットプレーで、失点してしまったが、局面では、強力な岡山の2トップを完封に近い内容であった。そこを結果に繋げなかったのは、DF陣としては、痛い所だが、攻守で、安定して勝ち点を稼げる可能性を感じるパフォーマンスだった。

GK

22ホープ・ウィリアム(岡山):2.5

完全に崩されての2失点だったが、2失点目は、ポジショニング次第では防げそうに見えた。結果論だが、チームとしてファーサイドのコースをより切り、ニアサイドをケア出来たら、防げた可能性もあった。その辺り、チームとして深めて行きたい。攻撃では、アシストを記録できるのではないかというレーザービームの様なフィードが秀逸で匠の右足だった。

17吉満 大介(山口):2.5

的確なポジショニングで、シュートを正面に読み込んだ。際どいシーンでは、岡山のシュートミスに助けられたシーンも多かったが、チームとして、ギャップや剥がされた時に、生じた隙から2シーンで、決定機を決められてしまうに止めた。他のシーンでは、チームとしてしっかり、リスク管理出来ており、後ろからチームの守備を支え続けて勝ち点1に貢献。

途中交代

2020:J2:2節:H:vs山口(岡山:24赤嶺交代)

57分:44清水 慎太郎→24赤嶺 真吾(岡山):3.0

投入後は、チームに落ち着きをもたらせた。ゴールにこそ絡めなかったが、ポジショニングを意識する中で、見えない貢献をある程度出来ていた。ポストプレーやゴールに絡むプレーができるかが、今後のポイント。まだまだ嗅覚は一線級なので、そこを呼び込めるかが、チームとしても個人としての24赤嶺の課題で、ゴールやアシストが記録していきたい。

2020:J2:2節:H:vs山口(14吉濱&16浮田交代)

65分:10池上 丈二→14吉濱 遼平(山口):3.0

10池上が良すぎた事と、チームとして疲労があったことで、チーム失速に見えた理由と言えるパフォーマンスであった。基本的には、同じ役割であったが、終盤にオープンになった通り、チームでの運動量が低下し、その中で、チームの勢いを維持し、流れを呼び込み、逃げ切り、あわよくば、追加点という流れを掴むという役は、最低限に勝ち点1に終わった。

65分:11高井 和馬→16浮田 健誠(山口):3.5

流れの中で、パス回しに絡む11高井の役割を引き継いだが、依然として、右サイドで深い位置まで、運ぶ傾向にあった。ただ、最後のパスが16浮田になかなか運ばれてこなかったが、関与はそこまで多くなかった。ポジション取りなども見ても得点を意識して、前へ出ていたが、チームとしての攻撃の人数で、数的有利を作れなかった事もあり、目立たなかった。

2020:J2:2節:H:vs山口(26川井交代)

77分:41武岡 優斗→26川井 歩(山口):3.0

点を取りに行くという時間帯での投入だったので、攻撃参加を強く意識したプレーが見えた。前のスペースは基本的に、味方選手がポジション取りをしていたので、クロスやドリブルというシーンまでなかなか行けなかったが、チームで浮かず、力まず、自然にボールに関与できていた。決定的な仕事こそ出来なかったが、チームで、すべきことを理解できていた。

2020:J2:2節:H:vs山口(岡山:31下口交代)

82分:23松木 駿之介→31下口 稚葉(岡山):3.0

運動量を活かす程、時間はなかったが、クロスをあげる場面で、守備のブロックに2度あって、カウンターを受けるシーンがあった。加地氏の指摘もあったが、クロスを入れるという言葉がある通り、入らなければクロスとしては、厳しい評価になる。技術があり精神力の強い選手なので、こういった1点が欲しい場面で、そこか活かせるかどうかが問われる。

86分:7白井 永地→15山本 大貴(岡山):評価不可

86分:19上門 知樹→18齊藤 和樹(岡山):2.5

非常に短い出場時間だったが、速さと技術を活かす場面を作れた。フレッシュな状態でのドリブルの仕掛けで、ファールを得て、最後の勝機を狙える状態を演出した。ドリブル距離も長く、5人交代できる事で、今後の切り札として、結果や内容が良ければ、スタメンとして大いに期待できるパフォーマンスで、攻撃陣の厚みが出来たのは大きいと感じる活躍。

2020:J2:2節:H:vs山口(18小松&5佐藤交代)

89分:9イウリ→18小松 蓮(山口):評価不可

89分:19森 晃太→5佐藤 健太郎:評価不可

3、 戦評

岡山

近年の岡山の課題であった打てる場面でシュートを打たない。あげる場面でクロスをあげる事ができない。そこが、課題であったが、スタメンに関しては、巧くクリアしている。攻撃のサイドが、両サイドと中央にバランス良くなっているのは、サイドでの球離れが良くなっており、中央でのプレー時間のバランスが相対的に取られるようになったからである。

特に41徳元は、回数と質共に申し分なく、J2でも屈指のSBで、年齢的にもまさにピーク。今までもクロス精度が高い選手はいたが、インテリジェンスも高く、フィジカルも強く、守備も安定している総合力の高さでいえば、歴代の選手を見ても最高の選手ではないか。服部、田所、朴、片山といった岡山で結果を残してきて来た選手以上の活躍に期待したい。

一方で、23松木は、粗さが目立つ内容であったが、ポジショニングが良かった。チームとしての前への意識が高かった事もあるが、クロスを簡単にあげているのではないかと感じだけの回数のクロスに挑戦していた。ポジショニングと運動量があるので、課題である1対1の守備と、クロスの質が良くなれば、岡山のストロングポイントとなりうる選手。

岡山デビュー戦となった26パウリーニョも前を向ける選手で、中盤での展開の遅さや、チームとしての前を向くことをできる時間を作れる選手であり、チームとして主導権を握り易くなる可能性を秘めている。中盤の底で、コンビを組む14上田との連携にまだ改善の余地があり、今後は14上田からチームへと連携を深め、中央で、前を向いて戦えるようにしたい。

山口

多くの選手が引き抜かれるという苦しい台所事情のJ2での戦いが続いているが、昨季と同様に霜田監督のチーム作りの巧さを感じる試合の内容であった。同点にこそ追いつかれたが、チームプランとして、アウェーながら0-2と、2点のリードを奪うなど、形を少し弄るだけで、対策してくる強みを2試合目として感じたので、勝ち点を伸ばせるチームである。

中でも9イウリの存在感は抜群で、パワーとスピードがあるだけではなく、決定機をしっかりゴールに繋げる爆発力を持っている。3トップのCFとして、代えの利かない選手と言える。この試合でも、アシストとゴールで、2点に絡んでおり、攻撃の中心選手であった。10池上のサポートも良く、チーム内での連携も既に高い状態にあり、攻撃は脅威であった。

両WGの関係性も良かった。通常両サイドに張ると、チームとしてのバランスが崩れて、攻撃的なチームとなり、守備が不安定になる事もあるが、ボール関与数も多く、サイドのスペースを巧く使うという攻撃での良さが目立った。SBの守備の奮迅で、安心してプレー出来ていた。11高井はフィニッシャー。19森は、チャンスメーカーとして素晴らしかった。

中盤と最終ラインの守備の安定も素晴らしかった。1失点目の対応が軽く、カバーも間に合わなかったのが、悔やまれる。セットプレーの流れの中からの失点は、事故的な部分があるので、スペースをチームとしてケアし、選手相互でカバーし、隙を作らせない時間を長くする事で、2点差を守り切る事ができるチームとしての戦いを前半から最後までしていきたい。

4、 通算対戦成績

通算:4勝3分2敗(10得点8失点)
J2:4勝3分2敗(10得点8失点)

H:2勝2分1敗(6得点5失点)
シティライトスタジアム:2勝2分1敗(6得点5失点)

A:2勝1分1敗(4得点3失点)
維新みらいふスタジアム:1勝0分1敗(2得点2失点)
維新百年記念公園陸上競技場:1勝1分(2得点1失点)

文&図=杉野 雅昭
Text&picture=Masaaki Sugino

自分の感じた事を大事にしつつ、サッカーを中心に記事を投稿しています。今後とも、よろしくお願いいたします。