マガジンのカバー画像

詩・エッセイ

16
思索から溢れでて試作された詩のいくらかと、想うこと。
運営しているクリエイター

#写真

「不在通知」 私だけの個展会場

5月27日予約していた 美術家カミイケタクヤさんの個展に行ってきた。 カミイケさんのアトリ…

コロナと。 ④カウンターヴァージョンUP

5月4日 カミイケさんに私が自分のイメージを伝えた。 その時書いて見せた杉原のイメージ図が…

ワクワクスポット探検隊 佐田岬編

2020年2月11日 ワクワクスポット探検隊は、愛媛の南予方面へ向かったのである。 メンバーは、…

ワクワクスポット探検隊がゆく 須崎編

2020年1月2日 ワクワクスポット探検隊は、高知の須崎へ向かったのである。 メンバーは、クール…

田舎

頭をあずける枕の なだらかな傾斜は 大地と地続きになり 耳をそばだてれば かすかな獣の気配 …

おやすみなさいよ

「おやすみなさいよ」   小さな緑 勢いづく   森になるのは カラスノエンドウ    もうす…

ただ在るものとして

「ただ在るものとして」            トンビが鳴くのに  ぼんやりとして もうすぐモズの声も 聞こえるようになるでしょう 葉の影が床に揺れるのに この庭無くして 生きてゆけるものかと 時々酔ってしまいます 人間の営みに 私は石になることに致します 腹の下にミミズやゲジゲジを抱いて 私の背をダンゴムシや蟻が行き 夏は太陽の熱に燃えて 雪の帽子を被れば氷のようになり 砕けて砂になるまで 永遠の時間を過ごすことに致します 2018年秋 作

故郷がないこと

(2018.02.03の記事の転載です) 生まれ育った故郷がないというのは、長年のコンプレックスで…