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My Favorite Best Album~あがた森魚『ボブ・ディランと玄米』

 今日、9月12日はあがた森魚さんの誕生日ということで、我が家にはあがたさんのCDがかなりあるので悩みに悩んでしまいましたが、祝50周年4枚組61曲入り大ベスト盤を選びました。
このCD、全曲リマスタリングということで、素晴らしい音になっているんですよ。
じゃ、行ってみよー。

・あがた森魚『ボブ・ディランと玄米』(BRIDGE-350[4CD]/ブリッジ)

 あがた森魚さんのライヴに頻繁に通ったのは1980年代の半ばから後半にかけてでしたねー。
当時、ライヴで配布された「永遠の遠国ニュース」や「遠国トピックス」は割とキレイな状態で残っています。

 なので、ヴァージンVSや『永遠の遠国』にコロムビア時代の作品が収録されているDISC-2を夢中になって聴いてますね。
勿論、初期のベルウッド時代~ニューモーニング時代のDISC-1もかなり集中して聴いてますが。
DISC-3やDISC-4も改めて聴くと素晴らしいですね。
かなりリーズナブルな値段ですから、あがたさんを手っ取り早く知るためにはこれがベストだと思います。

 個人的に素晴らしいと思ったのはアルバム『乗物図鑑』からの「エアプレイン」と「サブマリン」です。
アナログ盤で初めて聴いた時(正確にはカセットにダビングしたものでしたが)、あまりにもアバンギャルドだと思ったのですが、このCDで聴くと狙っていた部分を理解できるような気がするんですよね。
音の隙間というか、シンプルな音が楽曲を引き立てているんです。
ヴァージンVSのポップさが「エアプレイン」と「サブマリン」で引き立てられている感じも強いですしね。

 『永遠の遠国』に対する思い入れが強いのは池袋のサンシャインシティのプラネット・アーベンツに何度も参加したからかもしれません。
特に「いとしの第六惑星」、「スターカッスル星の夜の爆発」に「水晶をなりたい」を聴くと、プラネタリウムで星を眺めながら音楽を聴く親切さを思い出してしまいますね。
あれから25年以上も経ってしまったわけですが。。

 あがたさんと初めてじっくりと話したのは早川義夫さんが音楽活動を復活したばかりの時、江古田Buddyだったと記憶してます。
早川さんのライヴが素晴らしくて、あがたさんが「ライヴはホントにいいね」と呟いたことが忘れられません。
その時期、あがたさんは映画「オートバイ少女」の撮影でなかなかライヴをできなかった時期でしたから、なおさらです。

 あがたさんのライヴだと1987年のゴールデン・ウィーク中の「アート・コンサート」も特別です。
カーネーションのメンバーに駒沢裕城さんがバッキングをして、あがたさんと鈴木慶一さんが歌うライヴでした。
ステージ上で衣装を着替えたり、アバンギャルドな編曲もあったりした記憶があります。
最前列で観ていた私のところにステージから蹴り落とされた譜面台の中の歌詞カードが未だに大切に保存しています。懐かしい。。

 そして、俳優としてのあがたさんも忘れられません。
矢口史靖監督の「裸足のピクニック」は中野武蔵野ホール自体をラッピングしたり、パンフレットとして発行された新聞など強くて印象に残っています。
もう一度最後にあがたさん誕生日おめでとうございます!
これからもお元気で。

 あがた森魚さんについてはまだまだ色々書けそうですが、色々なCDを紹介する度に書いていけたら嬉しいですね。お楽しみに。

 ではまたー。

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