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獲物の分け前~クレバー・ラビット『CLEVER RABBIT(reissue ver.)』編


 あまりにも暑い日々が続いてますよね。こういう時にはなかなか狙っているアイテムがネット通販サイトに出品されないんですよ。
毎日日課のパトロールを終えて、時間を無駄にしてしまったと反省することが多いですね。。

が、先月末か今月頭だったかおぼろげになったまたま覗いたサイトで赤城忠治さん関連作品のクレバー・ラビット『CLEVER RABBIT』と赤城忠治『BLUE RLANET』の2枚が出品されていたので、迷わすに即購入しました。
で、その2枚が到着したのが、昨日だったというわけです。
ちなみに『CLEVER RABBIT』はフィルムスの赤城忠治さんと米田克哉さんの二人のユニットです。
1980年代半ばのフィルムスはドラムスに元リアル・フィッシュ、Shi-Shonenの友田真吾さんや元タイツのベース平賀淳一さんが参加していて、吉祥寺のバウスシアターなどでライヴをやってましたね。
ちなみに幻の雑誌「Chart」の創刊号にフィルムスの記事が載っていました。

・「Chart vol.01」(IND's)

 ちなみに表紙はムーンライダーズで、1986年6月15日のFM東京ホールでの撮影です。
同日のライヴ盤が発売された時、ジャケットに採用されたことでお馴染みの写真ですね。

 そして、「Chart」が発展する形で創刊された「POP IND'S」にはクレバー・ラビットの赤城忠治さんと米田克哉さんのインタビュー(全曲解説)が掲載されています。
『CLEVER RABBIT』のオリジナル盤が発売された時期なので、インタビュー以外にもアルバムの広告やレビューが掲載されているので、熱心なファンの方は必読の内容です。

・「POP IND'S 1989 Apr.-May. No.23」(Switch)

 オリジナル盤の『CLEVER RABBIT』は缶入り仕様でしたし、ブックレットも小さめで正方形にしっぽを模したシールが張り付けてありました。
缶やブックレットは紛失してしまいましたが、オリジナル盤はまだ部屋のケースの中にあるはずですから、見つかり次第アップする予定です。

・クレバー・ラビット『CLEVER RABBIT』(VSCD3105/VIVID SOUNDS)

 2004年再発盤です。
帯の惹句は岩本晃市郎さんと手塚眞さん。岩本さんは「Chart」~「POP IND'S」~「ストレンジ・デイズ」の編集長ですし、手塚さんは映画「星くず兄弟の伝説」などの監督です。

 ということもあって、CDの解説は岩本さんによるものです。
ボーナス・トラックとして『Adventures  In “TURN TO THE POP”』に入っていた曲が収録予定だったことが伺えますが、オリジナル盤と同じく7曲入りとなってしまったのでした。。残念。。
クレバー・ラビットには『ファンシィダンス』収録曲もありますから、なんとか権利をクリアして完全盤を出してほしいですね。ひとつお願いします。
で、アルバムに話を戻しますと、私がとにかく好きなのは「LET'S GO ART」なんですねー。
歌詞がとにかく好きなのと、出だしのヘリウムガスで声を変化させるアイデアが最高ですよね。
ヘリウムガスで声を変えるパフォーマンスを覚えている人自体が少ないよね、多分。

 実は先月初旬に赤城忠治さんは亡くなられてしまったので、これからは赤城さんの過去の仕事をいかにして語り継いでいくかというのがメインになっていくはずです。
赤城さんをかなり初期の段階から評価したのは、「ミュージック・ステディ」初代編集長の市川清師さんなわけです。
特に市川さんがミュージカル・コーディネートを担当した片岡鶴太郎さんのアルバムでソングライターとして赤城さんを起用したり、「ミュージック・ステディ」のアンケートでフィルムスがYEN レーベル用に録音した作品を1982年のベスト作品のひとつに選んでいますからね。
市川さんの赤城さんに対する思い入れが最近ブログなどで書かれていますから、要チェックです。

 明日は赤城さん関連作品にするか、また違ったものにするか考え中です。お楽しみに。

 ではまたー。



 

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