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獲物の分け前〜かまやつひろし「我が良き友よ 人生は愉快じゃないか」

 今日買い出しから帰宅してみると、郵便受けからはみ出る位に長い郵便物が入っていました。
はて?と思いつつ、引っ張り出してみると、某大手通販サイトからの荷物のようです。
急ぎ足で2階の自室に郵便物を持ち込むと、かなり丁寧に梱包されてこの本が入っていました。
う、嬉しい。コンディションは上々。しかも帯付きですよね。実は帯付きのこれ初めてみましたよ。
じゃ、行ってみよー。

・かまやつひろし「我が良き友よ 人生は愉快じゃないか」(KKベストセラーズ)

 かまやつさんの代表曲「我が良き友よ」が出たことに時期に発売されたんでしょうね、この本。
なわけで、出だしはフォークシンガーとの交流から書かれています。
井上陽水さん、遠藤賢司さん、吉田拓郎さん、高田渡さん、三上寛さん、泉谷しげるさん、赤木圭一郎さん、加川良さんにりりィさんといった顔ぶれです。
前の3人はアルバム『あゝ我が良き友よ』に曲を書いているアーティストだし、りりィさんには参加してましたね。
ちなみに赤木圭一郎さんだけが俳優で、高田渡さんや三上寛さん、加川良さんとは交流はあるだろうけど、ちょっと意外な顔ぶれでした。

 ザ・スパイダースが解散してからそんなに時間が経ってないわけなんですけど、こうしてみるとフォークの人になってしまったように思えますね。
内田裕也さんの「ムッシュ、フォークかロックかハッキリしてくれ」と詰め寄られたのも仕方ないかな、と。

 そんな中でもドラマーのグリコさんがなぜグリコを名乗るようになったか、はっきりと書いてあるのが素晴らしいです。
私がかまやつさんのライヴを一番長い時間、近くで観たのはmona recordsが開店したばかりの時、かまやつさんとグリコさんの2人でのライヴでした。懐かしい。
あれから20年経ってしまったのか。すごく昔のように思えてしまうな。

 色々な表現やイラストなど時代を感じる部分は多いけど、かまやつさんの持ち味は消えてないのが素晴らしい。
何度も書いてますが、私が自分でレコードを初めて買ったのは、かまやつさんの「我が良き友よ」で、その流れで吉田拓郎さんのファンになったわけですから、かまやつさんには感謝しかないです。
かまやつさんのラジオ番組「フォークビレッジ」でブレッド&バターを知ったり、いい悪いの判断基準にも影響受けましたねー。ホントに。
あと、古本としてのコンディションも上々でした。かなり早く届いたし、ありがたいです。

 ではまたー。

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