獲物の分け前〜安部恭弘『FRAME OF MIND』

　安部恭弘さんの紙ジャケット盤(ファーストからサードまで)をまとめ買いしたのは数ヶ月前でして、今回は某大手通販サイトで安く出ていたので、ついポチっとしてしまったというわけです。
なので、これは安部さんの4枚目にあたるアルバムの紙ジャケット化したものです。
細かいことはこれから書きますが、その前にまとめ買いした時の記事のリンク貼っておきますか。

　というわけで、じゃ、行ってみよー。

・安部恭弘『FRAME OF MIND』(UPCY-9897/ユニバーサルミュージック)

　このアルバムのプロデュースは清水信之さん。
当時の清水さんはEPOさんに大貫妙子さんや徳丸純子さんの実質的プロデューサーに近い仕事をしていましたね。
こうして書くと女性アーティストを手掛けることが多い敏腕だったな、とも。

　このアルバムで特筆すべきはベーシック・トラックが1976年に録音されたものにダビングを重ねた「君は夢の中」でしょう。
安部さんの原点みたいな曲なんですが、これがかなり感動的な仕上がりです。
おそらく安部さんが杉真理さんのバンド、マリ＆レッド・ストライプス加入前の録音ということになるわけですよ。
ちなみにレッド・ストライプスにはコーラスに竹内まりやさんと安部さんにムーンライダーズの鈴木慶一さんと博文さん兄弟のいとこの宮悦子さん、ドラムスには青山純さんと後にRCサクセションに参加した新井田耕造さん、後にBOXの田上正和さん、カシオペアにも参加してビクターのディレクターになった小池秀彦さんがキーボードという豪華メンバーのバンドだったわけです。

　マリ＆レッド・ストライプスが活動しなくなってから、安部さんは一旦サラリーマン生活を経験し、1981年に東芝EMIから「We Got It!(やったぜ)」でデビューとなるわけです。
この曲が大好きな私は昔昔記事をかいてますね。

　安部さんのCDも家に帰ったら、まとめて聴きたいですねー。

　あと、このアルバムで好きなのは、ラストの「CLOSE YOUR EYES」ですね。
安部さんにはアルバム未収録曲やヴァージョン違いがあるんですが、以前は『SINGLES』というベストCDにまとめられていましたが、現在は当然のごとく廃盤で入手困難になっています。　
アルバムのボーナス・トラックとして収録してほしかったんですが、やはりその辺を明記してあるベスト盤を出してほしいですね。

　しかし、安部さんの音楽のクォリティの高さはいい音で聴くとハッキリしますから、他のアルバムやシングルも再発してほしいかな。そんな感じです。
そろそろ持ってきた本やCDが残り少なくなってきたので、 また何か買おうかなw
買わないまでも考えます。

　ではまたー。