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獲物の分け前~ザ・ルースターズ『THE ROOSTERS(Z) OFFICAL PERFECT BOX “VIRUS SECURITY”SUB OVER SENTENCE.』その6

 このところ役所の連絡待ちがあったり、伯母の四十九日関連で色々ありまして。。
その上、新しく買ったCDが次々と届いたりして、ザ・ルースターズのアンソロジー・ボックスを集中して聴く時間がなかったんですね。
それでも大好きな『KAMINARI』だけは無理やり時間を作って、アンソロジー・ボックスのCDは通して、最新の再発盤に関しても一応通して、ほぼリアルタイムで発売された編集盤についてはアルバム収録曲を聴き直しました。
じゃ行ってみよー。

・ザ・ルースターズ『THE ROOSTERS(Z) OFFICAL PERFECT BOX “VIRUS SECURITY” SUB OVER SENTENCE.』

 ザ・ルースターズのオリジナル・アルバムでリアルタイムでCD発売されたのはこのアルバムだった記憶があります。
このアルバムはメチャクチャ聴きましたねー。
彼らのライヴよりもライヴらしい仕上がりがあまりにも素晴らしく思えたんですよ。
 
 この前のアルバム『ネオン・ボーイ』は大江慎也さん在籍時の『∅(PHY)』の延長線上にある感じが残っていたんですけど、この『KAMINARI』はライヴよりもライヴらしい仕上がりというか、ちょっと荒っぽい感じがしたんですよねー。
花田裕之さんと下山淳さんのギターの絡みと花田さんのヴォーカルの勢いがあまりにすごく感じて、大学の友達にダビングしてライヴにすぐ行きました。
まー、その時の2人の共通した感想は「CDはぶっちぎりでカッコいい」でしたが。。
そのライヴは爆音じゃなかったからか、やっぱり線が細いかなという感想を持ってしまったんですよね。

・ザ・ルースターズ『THE ROOSTERS(Z) OFFICAL PERFECT BOX “ VIRUS SECURITY” SUB OVER SENTENCE.』収録CD&収録曲リスト

 アンソロジー・ボックスの中の『KAMINARI』は予想よりもスッキリしていますが、まだ混沌さが残っている仕上がりのように感じました。
現行商品の『KAMINARI』はUHQCDで2018年最新リマスターなので、比較すると印象がかなり違いましたねー。

・ザ・ルースターズ『KAMINARI』(COCP-40427/コロムビア)

 ロックのCDのマスタリングはかなり難しいように思いまして、クリアすぎると混沌なよさが薄れてしまうように感じますよね。
個人的な好みもありますからヘッドフォンで聴くか、スピーカーで聴くかの問題からスタートして、音量の問題へと派生していくわけですね。
更に普段聴いている音楽も関連していきますから、こうして比較してもその意味は個人個人で全く違います。
そのことを頭の片隅に置いて読んでいただければ嬉しいです。

・ザ・ルースターズ『The Last Half Collection THE ROOSTERZ featuring Hiroyuki Hanada』(CA-3701/コロムビア)

 リアルタイムで買ったCDは既に処分してしまっていたので、数年後に発売された編集盤を聴き直してみました。
アンソロジー・ボックスや現行商品に比べると、やはり楽器ごとの分離はハッキリとはしてなくて、少しこもったような感じがしますね。
低音に関してはボリュームを上げて聴かないと、相当物足りなく感じてしまいます。
これは普段聴いている音楽のマスタリングの関係もあって、全体的にこもっていて、物足りなく感じてしまいました。。
録音状況や再生環境を含めて、そんな時点時点でベストな音を追求していくのは、音楽の作り手も聴き手も共通した部分でしょう。

 いい音という表現は実はメチャクチャ面倒で深いことなんだなと実感しました。
個人個人がフィットするのがそれぞれにとってのいい音ということでいかがでしょうか?

 ザ・ルースターズのアンソロジー・ボックスについてはこれで一段落とします。
時々、報告することはあると思いますが。。
皆さまのリクエスト次第ですが。よろしくお願いします。

 ではまたー。

 


 

 

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