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戸川京子/動物園の鰐 Nobody in town~隠れ名曲、名演コレクション。

 「星くず兄弟の伝説」関係でもう一人ということで、戸川京子さん「動物園の鰐 Nobody in town」を選んでみました。
戸川京子さんのデビュー曲「悲しみはリアルすぎて」は近田春夫さん作詞・作曲・編曲だし、私も好きな曲なのですが、明日以降のつながりを考えて「動物園の鰐 Nobody in town」にしました。
「悲しみはリアルすぎて」のカップリング曲「未成年」は発売のかなり前に録音されたのですが、ずっと未発表のままでした。(確か雑誌「サウンドール」で京子さんが録音したことを戸川純さんが触れていた記憶があります、現在はミニ・アルバム『B.G.』の紙ジャケット盤にボーナス・トラックとして収録)。

 この曲はピチカート・ファイヴの初期のレパートリーで、昔のデモテープに入っているらしいという話を聞いたことがあります。
ピチカート初期のコンピレーション・アルバム『ピチカートマニア!』収録曲の「What's  New Pizzicato」に一部が使われているとか知りましたし、初期のピチカートの情報については色々と雑誌「TECHII」で読んだ記憶があります。

・『ノンスタンダードの響き』(TECI-1624/テイチク)
ピチカート・ファイヴ「動物園の鰐」(デモ・ヴァージョン)を収録。

そして、戸川京子さんは「悲しみはリアルすぎて」のシングルはリアルタイムで買っていましたし、「11PM」の金曜日も見ていましたね。
あ、「刑事ヨロシク」で(「やめてくれロックンロール」でお馴染みの)ミッキーが憧れる役や「ウルトラマンA」に出演したのは覚えてましたね。
それに「ペントハウス」のグラビアに出ていたのも印象的でした。

ピチカート・ファイヴのクラブ・クアトロでのライヴに出演して、中尾ミエの「恋のシャロック」を観たのが先か、このアルバム『涙』を買ったのが先だったかは思い出せません。
タンクトップ姿であまりにもスレンダーで、何で素敵な人なんだろうと思ったことはハッキリ覚えてますが。
ここまで、ちょっととっ散らかった内容ですみません。

・戸川京子『涙』(32D-5/シックスティレコード)
「動物園の鰐 Nobody in town」、別ヴァージョンの「動物園の鰐 Back in town」収録。

 実はこのアルバム、「動物園の鰐」以外の曲は正直、ピンとこなかったのでした。
でも、「動物園の鰐」はホントに大好きでよく聴きましたね。
「動物園の鰐 Nobody in town」の編曲を担当した松浦義和さんがラ・ムーのメンバーだったと知ったのはつい最近のことです。
プロデュースが林哲司さんということも興味深いですね(共同プロデュースはシックスティレコードの三野明洋さん~コロムビア勤務時代には中村雅俊さん、山下久美子さんに近田春夫さん等々を担当されてました)。
次のアルバム『O'can』はよく聴きましたね。シングルになった「男性の好きなスポーツ」や「結婚のすべて」がとにかく好きでした。
コロムビアから出たオムニバス『weekend for ladies』にも参加していて、戸川さん以外にも好きなヴォーカリストが参加していたから、それを一番聴いたかもしれません。
他にもピチカート・ファイヴ『月面軟着陸』の「ちょっと出ようよ」やMIDIレコードから発売された『ちやとり図鑑』(えみコバーンさんのレコード・デビュー作品でもある)にも参加してましたね。

・『「星くず兄弟の伝説」/「星くず兄弟の新たな伝説」オリジナル・サウンドトラック』(DDCZ-2186/NEONTETRA)
戸川京子「マリモの気持ち」収録。

 2002年、テレビを見ていたら悲しい知らせが。。
「喫茶ロックジャンボリー」の中継でサエキけんぞうさんが着ていた服の意味を知って絶句してしまいました。
直接の知り合いではなくても、悲しいことは悲しいと実感しましたね。

・『素晴らしいアイデア 小西康陽の仕事 1986-2018』(MHCL-30501~5/ソニー)
戸川京子「動物園の鰐 Nobody in town」収録。


 その数年後、「星くず兄弟の伝説」をレンタルして見直したり、戸川さんの作品を聴き直す度、遺された作品はずっと私の胸の中にあるのだと強く思うのでした。

 上手く書けませんが、戸川京子さんの作品を思い出したり、聴いたりすることはこれからもあるでしょう。
こうして語り継ぐ意味はきっとあると信じてます。

 明日もまた隠れ名曲、名演コレクションを書く予定です。

 ではまたー。

 
  

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