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獲物の分け前~「はっぴいえんどBOOK」編。

 先日、萩原健太さん「はっぴいえんど伝説」の記事を書いたばかりに思います。
割とはっぴいえんど関連の本はホイホイ買ってしまう方なんですが、なかなか縁がなかったこの本をかなりお手軽な値段で入手できました。

 ネット通販には絶対に手を出さないとしていたのが、二年半前から方針転換して、CDと音楽関連の書籍や雑誌以外はほぼネット通販です。
「レコード・コレクターズ」だけは最寄りの本屋さんに入荷するので、そこで買ってますが。。

 さて、この本になかなか手が出なかった理由は自分でもよくわからないんですが、今思い浮かんだのは割と立ち読みしやすい環境下にあったからですね。
アパートに住んでいた頃、確か最寄り駅ビルの中の書店に在庫として残っていたから、ついつい立ち読みしてしまっていたのでした。

 書き下ろしの内容と出版元であるシンコーミュージックの雑誌の再録記事についてあまりピンとこなかったのだったかな?
今思い出したのは確かmona recordsが開店したばかりで、CDの再発やライヴイベントが面白い時期だったことが大きいです。

 空気公団のライヴを観に行ったり、はっぴいえんどBOXも買ったし、the Indigoのライヴもこの時期だったはずですから、そりゃこの本には手が出なくても仕方ないか。。
割とライヴを重視していた頃だったり、毎週友達と情報交換を兼ねた呑み会もやっていた記憶があります。
そろそろ自分のイベントをやる準備を始めていたことも大きいですね。

 あと、最大の要因は「定本はっぴいえんど」の存在かもしれませんね。
あれ以上はあり得ないとずっと思っていましたし、あれを超えようとする人はいないでしょう。。

・シンコー・ミュージック・ムック「はっぴいえんどBOOK」(シンコーミュージック)

 この本で一番インパクトがあった(「ヤング・ギター」での)大瀧詠一さんと内田裕也さんの対談の再録は、既に「フォーク黄金時代」(だったと思う)に掲載されていたので、他の対談を読みたいと思っていました。
大瀧さんとチューリップの財津和夫さんの対談が一番の興味の対象でしたが、この数年後に雑誌「ROCKS OFF」の創刊号に掲載されて、夢中になって読みましたね。

 他の記事は立ち読みで充分となってしまったんでしょうね。
いざこうして手に取ってみると、印象がかなり違うのは、立ち読みでは本質に届くことはまずないということですよ。これは大事です。

 はっぴいえんど関連本をまだまだ追いかける必要を感じた一冊という結論が生まれました。ありがとう。

 まだまだ購入しても取り上げていないアイテムがありますから、のんびりと書いていく予定です。お楽しみに。

 ではまたー。

 

 

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