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読書日記~斉藤哲夫関連雑誌&書籍の巻。

 今日、4月4日は斉藤哲夫さんの誕生日ということを知ったので、急遽準備していた記事を先送りすることにして、哲夫さんについて書いてある書籍や雑誌について書くことにしました。

 まず、斉藤哲夫さんを私が意識するようになったきっかけから書きますと、吉田拓郎さんのライヴ・アルバム『オンステージともだち』に哲夫さんの「されど私の人生」が入っていたんですね。
そのアルバムは近所のお兄さんが持っていたものをダビングさせてもらって、とにかくひたすら聴いたんですよ。小学4年か5年生の頃でした。
エレック・レコードから発売されたオリジナル盤だったので、ミニバンドについてや色々と見開きのジャケットに書いてある仕様だったのもよかったですね。

 そのレコードで斉藤哲夫さんの名前を知って、数年後にオフ・コースのライヴ盤『秋ゆく街で』を買ったら、今度は哲夫さんの「悩み多き者よ」が入っていました。
その頃、多少はフォークに対する知識を持ち始めていたので、斉藤哲夫さんが「若き哲学者」と呼ばれていた程度は知ってましたね。

 ほぼ同時期に宮崎美子さん出演のコマーシャル曲を哲夫さんが歌って、大ブレイクしたんですよ。
ですからURC時代とキャニオン時代のことは知っていたんですが、間にあるCBSソニー時代の知識は全くなかったわけです。

・「スローハンド vol.3」(自由国民社)
斉藤哲夫インタビュー~「クリスマスの約束」出演当時のエピソード、CBSソニーからのアルバム再発に伴うインタビューを掲載。

 哲夫さんはキャニオン時代に10inch(25cm)で『ピカピカ』を発売したのですが、カセットの『ピカピカ』はキャニオン時代のアルバムからの曲も追加されて、10曲入りのベスト・アルバムという形だったんですね。
それにCBSソニー時代の「バイバイグッバイサラバイ」と「グッドタイムミュージック」が入っていたんですよ。
その2曲がとにかく好きになってしまったわけです。

・オフコース・ファミリー「はじめの一歩」(サンリオ)
斉藤哲夫ゲスト出演の「小さな部屋VOL.1」のレポートを掲載。

 話を少し戻すと、宮崎美子さん出演のCM曲を書いたのが、作詞は糸井重里さん、作曲&編曲は鈴木慶一さんということを知って調べてみたら、慶一さんはムーンライダーズというバンドをやっていて新曲「彼女について知っている二、三の事柄」もとにかくカッコよかったんですよ。
たまたま聴いたラジオでムーンライダーズや哲夫さんの話をしていたのが、林美雄さんの「パックインミュージック」の「ユアヒットしないパレード」だったりと芋づる式に色々な出会いがあったわけです。

 と、今日はここまでが前置きです。相変わらず長い!しかも他の記事と色々かぶっていますね。
で、哲夫さん掲載記事については表紙の下の太字部分を読んでいただければ、細かく書くよりわかりやすいかと。

・「ROCKS OFF Vol.7」(シンコーミュージック)
斉藤哲夫・白井良明の対談(進行役は小暮秀夫)~白井良明がムーンライダーズの加入前のエピソードを中心に進行。

 哲夫さんが活動を再開するきっかけは『武蔵野フォークジャンボリー』に出演し、そのライヴがレコード化されたことになります。

 その数年後にははちみつぱいの解散コンサートに出演して、1990年前後にはCBSソニー時代の作品がCD選書として再発されてますね。
URC時代の『君は英雄なんかじゃない』は何度も再発されてましたが、他のアルバムがまとまった形で再発されたのは実はこの時が初めてでした。

 1992年には久々(1980年発売『いつもミュージック』以来)のオリジナル・アルバム『ダータ・ファブラ』を発売しました。
このアルバムにははちみつぱいのコンサートで披露された「甘いワイン」が収録されています。

・ムーンライダーズ+アストロチンプス「FLIGHT RECORDER」(JICC出版)
鈴木慶一インタビューに「はちみつぱい~ムーンライダーズのメンバーは斉藤哲夫のバックをやっていた人から調達した」発言を掲載。 

 1999年にはCBSソニー時代の作品をコンパイルしたベスト・アルバム『THE BEST』か発売されました。これはアルバム3枚からとシングルのみ曲が収録されている好企画でしたね。(現在は入手困難)

 2006年秋にはCBSソニー時代のアルバム『バイバイグッバイサラバイ』『グッドタイムミュージック』『僕の古い友達』をリマスター再発(シングルのみの曲は収録されず)。
同年末には小田和正さんの特番「クリスマスの約束」に出演、「悩み多き者よ」と「グッドタイムミュージック」を演奏(「いまのキミはピカピカにひかって」もさわりだけ)。
ちなみにオフ・コース『秋ゆく街で』で演奏されたのが「悩み多き者よ」で、「小さな部屋」で演奏されたのが「グッドタイムミュージック」だったんですよ。
小田さんのこだわりが伺えて非常に興味深いです。

 2009年初頭にはセルフカヴァーアルバム『SPINACH』をポニーキャニオンから発売し、2月にはポニーキャニオン時代のアルバム『一人のピエロ』と『いつもミュージック』(アルバム未収録のシングル曲はボーナス・トラックとして収録)をリマスター再発しています。(現在、『いつもミュージック』は入手困難な模様)
「ROCKS OFF vol.7」の対談はこの再発絡みのものでした。

・「URCレコード読本」(シンコーミュージック)
斉藤哲夫インタビュー~デビュー前のエピソード、あがた森魚・鈴木慶一との出逢いなどを掲載。
画像をタップすると、GO→ST交遊録~斉藤哲夫編を読むことができます。

 2015年には待望のレコード会社横断のベスト・アルバム『ライフタイムコレクション』が発売されました。URC~ポニーキャニオンと代表曲を網羅しています。

 この本が出た2020年にはURCレコードのコンピレーション盤が続けて発売された時期でした。
慶一さんからの哲夫さんとの出逢いのエピソードはこれまで割と語られてきたように思いますが、哲夫さんの視点というのは珍しいかもしれませんね。

 斉藤哲夫さん関連の雑誌や書籍はまだまだありますが、今回はこんなところで。
リンク先を貼ったGO→ST通信電子版の哲夫さんの記事はこれより細かく書いてますので、興味ある方は是非。

 今日書くつもりで準備していた記事は明日にスライド登板させるつもりです。お楽しみに。

 ではまたー。

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