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My Favourite Best Album~ブレッド&バター『ALIVE 1969-1996 FOOTPRINT』

 ブレッド&バターは大好きなアーティストで割とnoteでも取り上げているんですが、このベスト・アルバムはまだ取り上げてなかったんですねー。ちょっと意外。。
じゃ、行ってみよー。

・ブレッド&バター『ALIVE 1969-1996 FOOTPRINT』(FHCF-2307/ファンハウス)

 ブレッド&バターには色々なベスト・アルバム(アナログ、CDを含めて)が発売されてますが、レコード会社横断の音源が収録された形で発売されたものは非常に少ないんですねー。
そんなわけで1996年8月21日に発売されたこのアルバムは貴重なものなのです。
ちなみにこれは初回盤。

 せっかくですから、おもいっきり駆け足ですが、このアルバムの収録曲について書いてみますか。
 
 まずはデビュー曲「傷だらけの軽井沢」、名曲「マリエ」、アルフィーも取り上げた「愛すべきボクたち」はフィリップス時代のシングルで発売された曲です。
フィリップス時代には彼らはアルバムを発表していないので、作品をまとめて発売するには曲数が中途半端なので、個々の楽曲がオムニバス収録にとどまっているのでした。

 「野生の馬」はアルバム『ムーンライト』収録のアルバム・ヴァージョンで、岸部シローさんとのトリオ時代の作品。
このCDでの編曲のクレジットは参加ミュージシャンだったとしても完全にミス・クレジットなのは残念ですね。

 「ピンク・シャドウ」はアルバム『バーベキュー』収録のアルバム・ヴァージョン。
これまた編曲はミス・クレジット。
ティンパンアレーのドラムス林立夫さん、ベース細野晴臣さん、ギター鈴木茂さんは参加してますが、キーボードはジョン山崎さん、パーカッションは斎藤ノブさんが参加していることが関連書籍で明らかにされています。
「野生の馬」もそうでしたが、確認せずに聞き取りで書いたのかな?これは残念。
「ともしび」はテレビドラマの主題歌に使われたシングル・ヴァージョンです。
コロムビア時代の楽曲は権利関係で少ないのかな?もう少し入っていたら嬉しいですね。

ちなみに慣例として、発売するレコード会社が所有する楽曲が半分以上収録されるようにしていました。

・ブレッド&バター『ALIVE 1969-1996 FOOTPRINT』のクレジット

 「青い地平線-Blue Horizon」は別名義ル・ミストラルで発売されたシングル曲。
テレビ番組の主題歌に使用されていて、これが初CD化でした。

 「あの頃のまま」は貴重なシングル・ヴァージョン。同じテイクを編集してかなり短めになっています。もしかしたらこのCDのみ収録かも。
「HOTEL PACIFIC」はアルバム『パシフィック』とシングルは同一ヴァージョンでした。
「トゥナイト愛して」はニュース番組の主題歌に使われ、一部ではかなり話題になってニュース番組では異例な生出演をしています。
ちなみに作曲は三枝成彰さんで、演奏はアルファレコード所属のカシオペアです。

 「DANCING IN THE NIGHT」はTDKレコード移籍第一弾シングルで、サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」などを編曲したジミー・ハスケルが編曲を担当しています。

 「ばらけたイニシャル」はファンハウス移籍第一弾シングルで、ディレクター&コーラスアレンジは武藤敏史さん。作曲の安部恭弘さんか後にセルフカヴァーしました。
「夢がとぶ」は作詞安井かずみさん&作曲加藤和彦さんコンビの作品です。
加藤さんは2006年のアルバム『海岸へようこそ』でも楽曲を提供しました。
「センチメンタル・フレンド」はこのCDに収録されたのはリミックス・ヴァージョンに思えるんですよね。違ったらすみません。
アルバム『或る夜の出来事』に収録され、松任谷正隆さんのプロデュース&編曲。
「ワイオミング・ガール」は井上陽水さんの作詞・作曲で、プロデュースはフィフス・アベニュー・バンドのピーター・ゴールウェイ。最初の短冊形のCDシングル。
「奇蹟のヴィーナス」は化粧品のCMソングに使われたこともあって話題になりました。
「TROUBLE LADY」と「トゥルー・ラブ」はデビュー曲の「傷だらけの軽井沢」と同じく、作詞橋本淳さんと作曲筒美京平さんのコンビで制作されたもの。編曲は門倉聡さん。

 現在はアルファレコード、ファンハウスの販売権がソニーミュージックに移行していますから、いつか楽曲を増やした形で再発してもらいたいですね。

 ではまたー。

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