今日の一枚(2枚組)~あがた森魚『あがた森魚の世界史B #7』
ようやく夜が寝苦しくなくなったので、ヘッドフォンで眠る前に音楽を聴いています。
あがた森魚さんのベストアルバム『ボブ・ディランと玄米』がとにかく素晴らしいと思ったこともあって、このシングルB面等コンピレーション収録集も併せて聴いてみたりするのです。
じゃ、行ってみよー。
・あがた森魚『あがた森魚の世界史B #7』(FJSP-220/221 /コロムビア・ディスクユニオン)
私があがた森魚さんのライヴに通い始めた時期の作品が多いこともあって、CDを買ってワクワクしながら帰ったことをハッキリ覚えてます。
1枚目はシングルのカップリング曲中心の構成で、特にコロムビア時代の「ジュリエッタの夏」収録曲はウィンクサービス(長谷川智樹さんと当時ピチカート・ファイヴの高浪慶太郎さんのユニット)だったこともあって、かなり熱心に聴きましたねー。懐かしい。
短冊形のCDシングル「太陽のラルティーグ」も名曲で、小林靖弘さんが参加していましたねー。小林さんが後にブレイクするとは思っていなかったなぁ。ちなみに発売記念ライヴは日清パワーステーションでした。
ベルウッド~ニューモーニング時代の楽曲に関しては必ずしもベストな形で収録されたわけではないようですが、次に期待を残す形になったのかな?と好意的にとらえています。
2枚目はオムニバス収録曲が多くなるわけなんですが、出だしはやっぱりライヴに通い始めた時期の作品が多いですねー。
「アウグスチヌスのお月さま」は名カセット・ブック『東京1ダース』収録曲でして、一色進さん(当時タイツ)や立川芳雄さん(当時VOICE)など東京サウンドの中心メンバーが参加して、鈴木慶一さんが文章を書いた作品集です。ちなみに私は高円寺のBOYで買いました。ずっと在庫が残っていたんですよ。
CD化された時のブックレットもまた素晴らしいんですねー。見かけたら是非。
「革命晩餐会の夜」と「摩天楼に眠る児」は『赤々丸』からの曲で、編曲は長谷川智樹さん(このアルバムでの表記は長谷川トモキ)です。
長谷川さんはあがたさんと同じ事務所(Image Vox)にいたこともあって、急遽ライヴ出演(1987年のプラネットアーベンツ)したこともありましたね。
高浪さんとのウィンクサービスではネオGS 時代のザ・コレクターズやヒッピーヒッピーシェイクスの編曲を担当してます(ちなみにその時のプロデューサーは和田博巳さん)。
「これが自由というものか」はエノケン(榎本健一)さんのカヴァーで『THE エノケン』収録曲。
確か雷蔵の初スタジオ・レコーディング作品で、ベースはオリジナル・メンバーの藤井裕さんが担当しています。
雷蔵の初期のライヴではお馴染みのナンバーだったことを思い出してしまいますね。
オムニバス盤はなかなかオリジナル盤で見つけることは困難なので、こうしてまとめて収録されると本当にありがたいです。
あがた森魚さんの世界史シリーズは貴重な内容の作品が多いので揃えたいのですが、作品数が多いので大変そうで躊躇してます。
入手次第報告するつもりですので、気長にお待ちください。
ではまたー。
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