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読書日記~牧村憲一「ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989」編。


 牧村憲一さんの本でこの本は変型なので、なかなかしまいにくいからなのか、置場所が安定していないのでした。
他の本は上部分がクリアになった単行本入れに割とキツキツにしまっているので型崩れすることはあまりないのですが。。
画像でもおわかりの通り、この本はちょっと波打ってしまってますね。
こういうことがあると読む回数が如実に減ってしまうのが私の悪い癖。

 昨年末に牧村憲一さんの「牧村憲一 発言集成 1969-2021」を入手してから、ひたすらじっくりと読んでまして、こうして記事にするまで2ヶ月以上費やしてしまいました。
あまりにも素っ気ない表紙や装丁でストイックさすら感じさせる内容だったからなのか、今日取り上げている「ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989」と結び付けては考えなかった私です。

 今日、ひょんなことから見つけ出した「ニッポン・ポップス・クロニクル1969-1989」の凄味は「牧村憲一 発言集成 1969-2021」と並べるとよりわかるというわけです。

・牧村憲一「ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989」(SPACE SHOWER BOOKs)

 この本は割と出たての時期、2013年に当時毎日寄っていたオリオン書房ノルテ店で買ってますね。
変型サイズだったからか、ブックカバーの折り方がちょっと微妙になっているような。。

 この本にゲストとして最初に登場するのは元ジャックスで、キング~ポリスターレコードではディレクターとして活躍した水橋春夫さんです。
水橋さんがバンド(水橋春夫グループ)を組んだ時期だったのかな?
フィッシュマンズのリズムセクション(茂木欣一さんと柏原譲さん)と一緒に早川義夫さんとライヴをやった知らせに興奮しましたが、ライヴには行ってないですねー。
(ちなみに早川さんが音楽活動を再開するテレビ番組の収録や江古田Buddyのライヴには参加した私です)
ちなみに水橋春夫さん、大森昭男さん、宮田茂樹さんに巻末で牧村さんと対談している相倉久人さんと、この本に対談相手として登場された方々の中には既に亡くなった方もいるので、この本の意味は更に大きくなっていると思うのです。

 個人的に嬉しかったのは牧村さんの他の著作に登場していたエンジニアの大川正義さんとの対談でした。
加藤和彦さんとのエピソードが強く印象に残っています。
ウォール・オブ・サウンドの隠れた名作である高橋ひろさんの「君じゃなければ意味ないね」のエンジニアも大川さんだったと高橋ひろさんのHPで見て、ものすごくワクワクした私です。
そこでは大川さんの仕事としてYuki(岡崎友紀)さんの「ドゥ・ユー・リメンバー・ミー」が挙げられていたこともワクワク感を更にアップさせたのでした。

 高橋ひろさん、加藤和彦さん、岡崎友紀さんに大川正義さんと重複するエピソードが多いので申し訳ないのですが、ひとつ読んでやってください。

 牧村さんの著作についてはまた近いうちに別のものを取り上げるか?もしくはある程度数冊まとめて掘り下げてみたいとも考えております。どちらにしても、すぐ書くのは無理ですね。お楽しみに。

 ではまたー。 

 


 


 

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