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獲物の分け前〜ヒカシュー『ヒカシュー・スーパー2』

 ネット通販でCD買ったのが久しぶりに感じたのは入退院を経験したからなんでしょうね。
出品リストはかなり真面目にチェックしていますが、このところはなかなか欲しいものが出てなかったわけなんですよ。
そんな時、好きなバンドのCDを検索していたら、結構探していたこのCDを見つけたわけなのでした。しかもかなりお買い得価格で。
以前、新品で検索かけたら、品切になっていたので、即ポチっという感じでした。
じゃ、行ってみよー。

・ヒカシュー『ヒカシュー・スーパー2』EGDS-63/ブリッジ)

 このCDはヒカシューがリアルタイムで発売したベスト盤『ヒカシュー・スーパー』の続編として、コンパイルされたCDです。
古くはベンチャーズと共演したライヴ録音、東芝EMI所属時のアルバム未収録シングル曲やヴァージョンを収録しています。
特にシングル「超・少年」と「私はバカになりたい」などは初CD化となりますし、他にも貴重な音源を多数収録していますね。

 ちなみにベンチャーズのライヴに加藤和彦さんと近田春夫さんと共に参加した「十番街の殺人」や「テルスター」は偶然にも彼らをプロデュースした加藤さんと近田さんとの共演だというのも興味深いです。
ヒカシューはメンバー・チェンジが激しいバンドなのですが、様々な時期の録音が収録されたことでかなり貴重な編成の作品も収録されました。
この辺については巻上公一さんによるライナーを参照してほしいですね。

 『ヒカシュー・スーパー』も非常に素晴らしいベスト盤なんですが、続編がこうした形でコンパイルされたことにこそ意味があると思います。
最近、検索してみたところ、このCDはまた入手可能な模様ですから、この記事を読んで欲しくなった方は検索してみてください。
ずっと入手可能な状態が続くとは限らないので。

 ヒカシューは現在も現役で、メンバーの変遷はあるものの、活動を続けていることに意味がありますよね。
メンバーで亡くなられた方もいらっしゃいますが、参加された音楽や参加されたことはちゃんと残ります。
あともうひとつ、巻上さんや三田超人さんの強烈なキャラクターもあってなのか、彼らの音楽が純粋に評価されることが少ないことだけは残念です。

 最後にヒカシューに関わった皆さん、本当にありがとう。



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