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初出勤で言われたこと(バイト1日め)

こんにちは「犬にだけは好かれるタロティスト」チャイです。

失業&就活中…そして、ペットロス中の独身女です。

先日その場ですぐに採用された陶器の個人店の初出勤をした。

面接の時のことは、こちらに書いてあります。

アルバイトが見つかったのはよいのだが、気になることがあった。

なぜだかわからないが、60代くらいの従業員の男性のことが気になっていたのだ。

その人に教えてもらうことになる。
その人の印象が、引っかかっていた。

第一印象で、なんとなく大丈夫かなと思っていたからだ。

その日も、お店に入るまでは緊張した。

意地悪な人だったらどうしようかと。

✴︎✴︎✴︎

「おはようございます。今日から宜しくお願いします」

と、挨拶をするととてもフレンドリーな笑顔で、話しやすそうな印象に変わったのだ。

少し安心した。

わたしの考えすぎだったんだ。

その男性をkさんとするが、kさんは6月に入ったばかりだそうだ。
わたしと同じアルバイトだった。

今回の募集は、店主と一緒に地方の陶器市などに出張をしている若い男性のアルバイトが仕事を辞めることになり、緊急で募集したようなのだ。

それで、私が週3日くらいで入ることになり、その若いアルバイトの代わりに出張もこれからkさんがいくことになるようだ。

kさんは、この業界は長く百貨店などの高級な食器などの売り場にいた経験が長いようなのだ。

そう、この業界のベテランのようだった。

それで、そういった商品知識もあるので6月から、店舗をひとりで任せられていたようだった。

先日の面接の時は、口数の少なそうな気難しいおじさんのような印象だったのだが、今回はまるで別人。

気になることが、口調がオネエ系なので、もしかしたらそっち系の人なのかなと感じた。

ですが、時々「俺」と乱暴な口調にもなるので、やっぱり違うのかと思ったりしていたところだ。

ドアップで見る顔立ちは、思っているより若く、整っていた。

おじさんには違いないが、若い頃はイケメンだったのではないかと思わせるハーフぽい印象もある。

この世代の、男性の年齢はわからない。

老けて見えていても年下の可能性がある。

わたしが、一番年上ですか?

と、言う聞き方をしてみた。

すると、首を横に振った。

年齢の話は嫌そうだった。

髪は薄く、白髪混じりなので60代くらいか?

わたしが、ひとりだというのは面接の時に隣で聞いていたようで知っていた。

わたしも、失礼ですがとご家族は?と、聞いてみると、「いない」と答えた。

いつもひとりでこの店にいるからなのだろうか。

ペラペラと、おしゃべりが止まらない様子だ。

話もあちこち飛ぶ。

すると、まだ来て1時間もたっていないのに、耳を疑う言葉が始まった。

初日で、こんなことを言うのは悪いけれどあなた辞めた方がいいわよ。

それから、わたしが18時に帰るまでその言葉を何度も聞かされることになった。

この店の店主の不満ばかり言うのだ。

ケチだとか、アバウトすぎる性格を指摘する。

そんなこと、言われても…

わたしが、辞めたいと言うならわかる。

「1日入って考えたのですが、自分には合わないのでやっぱり辞めさせて下さい。」
そう、言ったらどう?
ちょっと待ってください。
わたし、567で昨年10月で解雇になりずっと仕事を探していたんです。
でも、全然仕事が見つからなくて最近失業保険も終わってしまって、やっと見つかったアルバイトなんです。

そう言うと、自分もそうだと言う。

昨年の1回めの緊急事態宣言の真っ最中に解雇になったこと。

少ない失業保険をもらっていたが、仕事が見つからず、わたしと同じようにindeedで見つけて、6月からずっとこの店にいるんだというような話を始めた。

時給も、だいたい1020円良くても1050円。
ほぼ東京の最低賃金の求人ばかりだから、まだここは良い方だから選んだという理由も同じだった。


男は、なかなか仕事がないのよ。
女の方があるの。
だから、なんとか他を見つけた方がいいわよ。
お前が辞めろよ…だ。

それから、延々とこの話が続いた。

15時になり、45分休憩をすることになった。

わたしは、この男性といるのがいたたまれなくて、街を歩いて来ると外に出た。

週末なので、軽く食べようにも混んでいるお店ばかり。

中に入ることはできず、コンビニでサッとお菓子を買って食べるのがやっとだった。

45分しかないからだ。

少し早めに帰ると、お店の中は混んでいた。

混んでいても、買わない人が多い。

初日は、airレジを覚えることからなので、レジに集中していた。

商品が多すぎて名前を探したり、キャッシュレスの種類も多いのでそれぞれのやり方をiPadでやらなくてはいけないので、たくさん購入されると焦るのが正直な気持ちだった。

休憩に行く前までは、優しかったのだが戻ってくると、豹変していた。

お客様の前で、怒鳴る。

わたしが、辞めないことがわかって今度は追い出す作戦なのか。

そう思ってしまう。

わたしのことを、女性特有の繊細な心配りがないと言う。

今はレジに集中して焦っているからかもしれないが、「女性なら…」こんな風に声をかけたり、こんな風に気配りをしなくてはいけないと言う。

この人は、「女性なら…」という言葉で指摘する。そして、細かいことを要求する。

だから独身なのか?

✴︎女性に対しての要求が細かいので、独身なのだろうと個人的に思いました。

お客様がいなくなった後にも、グダグダ小言を言って顔が怒っているので謝り続けたが、思い切ってお願いがありますと伝えた。

お客様の前で、大きな声を出すのはやめてもらえませんか?

すると、kさんはビクッとしてふてくされたような「は〜い」というオネエぽい態度で返事をしていた。

やっぱり、オネエ?

さすがに、反省したのか?

それからは、優しかった。

kさんに教えてもらわないと、ここではやっていけないが、ハイハイばかりだとつけあがると思ったから、言って良かった。

わたしの、アルバイト初出勤はこんな風に終わった。

わたしは、出張ができるかという質問をメールで頂いたときに、「できる可能性はあります」と曖昧に返信した。

場合によっては…なのだが、覚悟はしている。

kさんは、公園などの外でカップラーメンとか食べながら下品に売るのが嫌だとか、店主が車中泊をした話をしてかなり怒っていた。

さすがに、従業員はホテルで泊まるけれどそういうことも許せないと言う。

朝からの不満の話を聞いていると、お局おばさんと話しているように感じていた。

トイレの収納がなくて、トイレットペーパーを床に置いていたこと。
周りの、乱雑な様子などの不満。

以前は、ふたりの女性がお店にいたが乱雑だったことを話す。

今まで、ほとんど女性だけの仕事をしていたからそのような不満はほとんどが女性だ。
大抵は、男性が気が付かないことだった。
なので、まるでお局的な女性とずっと一緒にいる感覚だった。

わかったことは、とてもプライドが高いこと。

若い男性が辞めることになり、出張に行くのが自分になるということの恐れなのだと思う。

わたしが、Wワークなので1週間できない日が続いていた。

地方に行く予定だったのが、なくなって良かったわ。
そう喜んでいたので、確信した。

わたしは、これからどうしたらいいのだろうか。

すぐに辞めることはできないのは確かだ。

店主に対しての不満を聞いていると、これから一緒にいたら悪いところばかり指摘されることは覚悟だ。

(タロットカード 小アルカナ ソードのクイーン リバース)

完璧主義?

相手に対して、自分の考えを押し付け厳しく皮肉めいた批判をする。

自分の考えを正当化して、君のことを引きづり落とすことを考えている可能性あり。

嘘にも気をつけなくちゃ。

するどい刃物で突き刺すことをする人。

ここは、冷静に判断してみよう。

孤独で、自分の世界で生きてるような人に水をたくさん与えてあげたいという気持ちをこめて、イラストを使用させていただきました。

チャイ

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