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ひろこの江戸前

・文京区に生まれ、巣鴨育ち。
・華道、池坊。
武家茶道、石州流林泉寺派の祖母(秋泉)を師匠として、大勢のお弟子さんに混じり、遊びながらお稽古の日々を送る。
一度たりとも祖母である師匠から怒られた事は無く、弟子のお姉様方にチヤホヤされ、見様見真似のまさしく門前の小僧であった。
ちなみにひろこの母は祖母の弟子のご縁で父と結婚する。
・5歳の秋、向島百花園茶室にてお茶会デビュー。
亭主は師匠である祖母・菅野秋泉。
正客から3番目の席に座するも、
半東さんの「子どもだからお点前は出来ない」と判断され、左隣の御婦人に茶碗を置かれ、茶会が進んだ。
祖母はすぐに気が付き、半東さんに声をかけるも、洋子(ひろこ)は認めて貰えていない事にショックを受け、悔しくて涙をこぼしたエピソードがある。
そんなデビュー。
・祖母は私が19歳の頃にクモ膜下出血にて急死。
成人してからの師匠は祖母の師匠であった下田秀泉先生。成人後、妹と同時期に習う。妹は師範を取り、桃泉の名前を頂く。
茶道・華道は、ひろこのデフォルトである着物の原体験である。

※写真はひろこの誕生、内祝いの朱赤の風呂敷。
この風呂敷に朱赤の水盤を包んで渡された、と成人してから親戚から教えてもらった。


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