菅原 和利

【地域冒険家】 著書:「自分の地域をつくる -ワーク・ライフ・プレイ ミックス- 」 …

菅原 和利

【地域冒険家】 著書:「自分の地域をつくる -ワーク・ライフ・プレイ ミックス- 」 法政大を卒業直前に奥多摩町へ移住23歳で起業⇒失敗離住⇒25歳で林業ベンチャーの立ち上げのため再移住⇒2018年度から連続黒字化。 2021年から1年間育休取得中。

最近の記事

育休パパの忘備録⑥「赤ちゃん返り」

2歳の長男は朝起きるとまず「だっこーー!!」と僕に突っ込んでくる。 そこから朝ご飯を作る時はいつもこんな感じで片手で抱っこして料理を始める。両手を使わなければらないような料理はこの時は作れないけど、料理をするのを見るのがどうやら楽しいようだ。 でも、料理が完成して「じゃあご飯食べようか?」と床に着地させようとすると、また「だっこ!だっこ!」と主張してくる。 この後はいかに彼をご機嫌な状態に戻すかを考えるので一苦労だ。トリッキーな感情を先読みしつつ、今の最適解を見つけ出す

    • “成功者”ではなく“主人公”でありたい

      皆さんこんにちは菅原(sugamori2)です。 本日は本のタイトルにもなった「自分の地域をつくる」という言葉について。 皆さんは「自分の○○」と言えるものが何かありますか? 僕の場合はそれが「自分の奥多摩」だったんです。 例えば、知人が奥多摩に来てくれたりSNSで奥多摩で楽しそうに過ごしているのを見ると自然と「ありがとう」という気持ちが湧いてきちゃうんですよね。 正直20代の頃の自分は自分のことしか考えられない人間でしたが、紆余曲折あり、多くの人に助けられて今があ

      • “一芸入社”が会社を救えた理由

        皆さんこんばんは。菅原(@sugamori2)です。 本日は僕が東京・森と市庭(森市)に入社当時よく言われていた言葉について。 創業当初の2013年頃、森市のメンバーは外資系IT企業でバリバリの営業マン、外資系メーカーの海外拠点の社長、大手ハウスメーカーの設計担当や国立大出身者など、そうそうたる顔ぶれでした。 そんなメンバーの中で僕はというと、「大学卒業してすぐに奥多摩で起業して失敗した男」。メンバーの中でも一番若く、悪い言えば雑用、何でも屋といったところでした。その当

        • 地域活性化呪縛からの卒業!

          皆さんこんばんは。(おはようございます)菅原(@sugamori2)です。 最近は子どものリズムに合わせて21時には就寝しているのですが、そのせいか深夜に一人目が覚めてしまうことが多いです。皆さん、地震大丈夫でした? で、そこから思考が一気に開いて色んなことを考え始めてしまって今みたいにブログ書いたり調べごとしたりする時があります。 さて、本日のテーマは「地域活性化」について。 著書にも書きましたが、地域活性化呪縛に陥っていた20代前半の頃まではとにかく奥多摩をどうや

        育休パパの忘備録⑥「赤ちゃん返り」

          会社経営は“組織”から“意志ある集団”へ

          皆さんこんにちは。菅原(@sugamori2)です。久しぶりの投稿ですね。本日は出版した本にはあまり掲載しなかった森と市庭の経営で意識してきたことに関して。 私は2013年10月1日に所属する東京・森と市庭(森市)の一号社員として入社しました。未だに会社員という立場なのですが、仕事をしてきた中で自分のことを「会社員」「サラリーマン」だと思って仕事をしてきたことはありません。 お客様を前にした時、広報担当としてメディア取材を受ける時、奥多摩地域の方々とコミュニケーションをし

          会社経営は“組織”から“意志ある集団”へ

          育休パパの忘備録④

          今週は月曜日に息子を保育園に送り届けると園から電話が。 「熱が高めなので可能なら迎えに来てほしい」と。 すぐに息子を迎えに行くと、熱はそんなにないものの鼻水が。 保育園で風邪もらっちゃったかな?と思いつつ、今日までお家で過ごしています。 鼻水もおさまってきたのでちょっと裏山へ。 日常の暮らしの中で、すぐに冒険に出掛けられる。 これが奥多摩で子どもを育てることの魅力の一つかもしれません🌲 明日は保育園行けるかな?👦

          育休パパの忘備録④

          育休パパの忘備録②

          月曜日は保育園に長男を送り出し、土日の激闘(遊び)で家中にちらかったおもちゃを片付けるところからはじまります。 最近はクリスマスプレゼントでもらったチェンソーのおもちゃで多摩産材ヒノキの積み木を積んで切り倒す遊びに熱中。 そして記事を書いていたらもうお昼か。 さあ昼ご飯作らなきゃ。 今日は野菜たっぷりの酸辣湯麺です。 主夫は忙しいね。 ▼職・住・遊の境がない新しい生き方を応援する本を書きました▼ ■自分の地域をつくる -ワーク・ライフ・プレイ ミックス-

          育休パパの忘備録②

          育休パパの忘備録①

          皆さんおはようございます。菅原(@sugamori2)です。 本のことで発信をしている日々ですが2021年は育休中なのでこんなルーティン。 ・朝起きて長男(2歳)の朝ごはんつくる ・長男を保育園へ送る ・妻のお昼ごはんをつくる ・次男(0歳)の沐浴をする ・長男を迎えにいく ・長男と外で遊ぶ ・長男と妻の晩ごはんをつくる ・長男とお風呂はいる ・長男を寝かしつけする ずっと育児と家事を家でやってます。 隙間時間にブログ書いたりSNSで発信したり、本読ん

          育休パパの忘備録①

          1/16(土)著書が出版されました

          皆さんおはようございます。菅原(@sugamori2)です。 本がついに完成しました! 長い道のりでした。本日から発売開始です。 予約いただいた方々は配送の関係でお手元に届くのが来週中頃になる見込みですが、楽しみにお待ちください! ▼職・住・遊の境がない新しい生き方を応援する本を書きました▼ ■自分の地域をつくる -ワーク・ライフ・プレイ ミックス-

          1/16(土)著書が出版されました

          贈り物を届けるように地域情報を発信しよう

          皆さんおはようございます。菅原(@sugamori2)です。本日は、まちづくり事業を経営している友人からの二つ目の相談です。 地域の情報発信の方法  (都市部とのつながり方)  地域の情報発信はとても大切ですよね。都市部とのつながりを持つことで地域に関わる関係人口を増やし、地域を活性化させていくことにつながります。 情報発信の目的は、相手の心と身体を動かすことです。 情報とひとくくりに言ってしまうと、広告のように「みんな」に届けるイメージですが、何よりも大切なのは届け

          贈り物を届けるように地域情報を発信しよう

          2021年は育休元年

          皆さま明けましておめでとうございます。菅原(@sugamori2)です。本日は、僕の今年度の活動について。 タイトルにありますが、2020年12月末に次男が生まれたので、2021年2月頃から育休を取得します。(会社は辞めません) 育休期間は約1年間。 2021年は森の営業部長から主夫になります。初めての本が1月16日頃に出版予定ですが、所属している東京・森と市庭とトビムシの業務はリモートに切り替え、1月末までに一旦引継ぎを行い、2月からは育児に専念します。 理由はコロナ

          2021年は育休元年

          ボランティアはやめていいんです

          皆さんおはようございます。菅原(@sugamori2)です。本日は、まちづくり事業を経営している友人からの相談です。 地域で非営利の活動を継続する方法(イベント等)非営利活動(ボランティア)での活動を継続する方法については、答えはシンプルです。ボラティアの言葉の由来を辿ると分かります。ボランティアの語源はラテン語の「ボランタス(Voluntas)」で、本来の意味は「自由意志」。英語の名詞では「志願兵」。自発的に申し出る活動のことを指します。 つまり、「楽しくて無理がないこ

          ボランティアはやめていいんです

          森の素材でクリスマスツリーをDIY

          皆さんメリークリスマス。菅原(@sugamori2)です。本日は奥多摩の森からヒノキを伐採してクリスマスツリーを息子(2歳)と作ったのでそのお話です。 先日会社のイベントで僕が40年生のヒノキを伐採しました。久しぶりの伐採講師業だったので緊張しましたが、見事に狙い通りの方向へ。木を伐る時は前日から少し緊張しているので、切り終わっただけで達成感でいっぱいです。これを1日に何本も切る伐採士の方々は本当にすごい。尊敬します。 伐採したヒノキの枝と葉っぱを使って何かできないか考え

          森の素材でクリスマスツリーをDIY

          東京の森を経済林から文化林へ

          皆さんこんにちは。菅原(@sugamori2)です。本日は私が仕事として携わる林業について。 ・日本の国土の約7割が森林 ・東京都の森林率は約4割 ・東京都の森林の約6割がスギ・ヒノキ 以上のことを皆さんご存知でしたか? 僕はこの仕事を始めるまで、奥多摩にいながらも知りませんでした。 戦後焼け野原になった日本を復興させるために行われた拡大造林の資源が今まさに使える状態にあるが、価格は下落し、ピーク時の1/3程度でしか売れなくなっています。 僕はこの森のことを「経済林」と

          東京の森を経済林から文化林へ

          地域のハレの日は裏方で楽しもう

          皆さんこんばんは。菅原(@sugamori2)です。本日は地域で事業を興そうとされている方からのご相談です。 地域内・外の関係者の温度感・肌感覚をどう合わせていくかに悩んでいます。 面白いテーマですね。地域で何かを興すということは、別の視点で見ると「波風を立てる」ことなんですよね。それって、地域住民が一番嫌いなことである「変化」を促されることなんです。 変化を促す側は「こんな風に地域を自分が(自分たちが)変えるんだ!」という熱意先行で進んでいると、促された側がどう思うか

          地域のハレの日は裏方で楽しもう

          過疎地域に移住してすぐに「地域活性化はしなくていいよ」と言われた話し

          こんばんは。菅原です。 僕は22歳で大学を卒業直前に奥多摩へ移住して、衰退している地域を活性化させたい!という熱い想いで、何か地域のためになる事業を興そうと思ったのですが、すぐに地域の飲食店経営者の方にこんなことを言われました。 「菅原君、地域を活性化するとか考えなくていいから、まずは自分が飯を食えるようになることを目指しなよ。」 おーいきなりそんな感じか。奥多摩それで大丈夫なの?人いないんじゃないの?町盛り上げないといけないんじゃないの!?若い人が頑張らないといけない

          過疎地域に移住してすぐに「地域活性化はしなくていいよ」と言われた話し