「今を生きる」ということの、現時点での自己解釈
自分は、たぶん人よりも注意散漫な方だ。
ではその散漫させている注意は、どこにむけているのだろうか?
それは、自分の過去の失敗や、未来への不安などだ。
たとえば、
「なんで就活をもっと早くからはじめなかったんだろう?」
「なんで、大学2年生のとき、好きな人にあのタイミングで告白できなかったんだろう」
「なんで昨日、やるべきことはいっぱいあったのに、あのタイミングで昼寝してしまっただろう」
「なんで本来作業するべき時間に、YouTubeを2時間見てしまったんだろう」
「なんで、あそこでビットコイン売らなかったんだろう」
「あの火曜日までのレポート、本当に終わるかな?」
「次の(就活の)選考の準備、そろそろはじめないと、落ちる」
「あそこの企業のESも明日までだ。」
「来年の今頃、卒論ちゃんとかけているかな?」
とかいう声が、ひっきりなしに頭に湧いてきて、
今自分が過ごしている時間に、脳のリソースを配分しきれていない。
ーーー
「マインドフルネス」という言葉がある。よく学んだわけではないが、
"瞑想に近いような、静かな心で今という時間に「善い」「悪い」の価値づけをせず、あるがままの今を受け入れ、様々な在り方に「気づく」こと"
だと勝手に解釈している。
剣道をやっていた頃、黙想をよくさせられた。黙想とは、ほぼほぼ座禅である。
禅とは、
"自分がもっている価値観やしがらみを、捨てること。手放すこと。"
だと研究室にいるお坊さんが言っていた。
「嫌われる勇気」という、昔流行って、今でもちょくちょく目にする本を四年前、大学一年生の時に読んだ。内容はほとんど覚えていないが、たしか、登場人物の一人である哲学者が、深い深い悩みを抱えたクライアントに対して
「そんな君に、今この瞬間から幸せになる方法を教えよう。」
と言い、
"それは、今を楽しむことしか考えないことだ。自分の人生は今しかなく、今の積み重ねで人生は終わっていく。今を楽しみさえすればそれで良いのだ。踊ることは楽しい。人はただ楽しいから踊るのであって、踊ることを目的にする人は少ない。踊るように、今をただ楽しめば良いのだ"
と結論づけていた記憶がある。(本当にうろ覚えの内容なので、実は全然書いてあることと違うかもしれないが、、、自分はそうとらえている。)
最近メディアに出ているホリエモンも、
"将来のことなんて考えても仕方ない。今自分がやりたいことに夢中になればそれでいい。自分はなんか成功者みたいになっているけど、本当にビジネスを遊びとしてやってきただけで、今も遊びとしていろんな事業をやっているだけだ。"
ってよく言っている。
どこかで読んだ自己啓発本でも、
"原理的に、コントロールできないもの、すなわち過去や未来について考えても無駄で、「今」の、そのなかでもコントロールできる部分だけを考えていればいい。"
と書いてあったと記憶している。
ーーー
過去を振り返ることや、未来を想像することは、人間的な営みだし、人間臭くて自分は好きだ。
ただ、それと背反なものではなく、むしろ上手く共存するものとして、「今に集中し、今を楽しくて自分が納得できる時間すること」も心がけていきたい。
よくわからないけど、人間の"セクシーさ"って、その共存の美しさにあるのではないかと思う。
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