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人間関係や人生に疲れてきたら「人のため」をやめるべき!ミュージシャンも陥りがちなパターンとは?


人生は持ちつ持たれつ。誰かに優しくしてもらったら、自分も今度は誰かに優しくしようと思う。悪い循環じゃ無くて良い循環をつなげていく。志を持って仕事や家庭で人のために尽くすっていうのは本当に立派ことです。

ミュージシャンっていう仕事も基本的には「聴いてくれる人がいなければ成り立たない」仕事です。応援してくれる人のために、支えてくれるスタッフのためにがんばる。その人たちの笑顔が見れるならいくらでもがんばれる。

でもね、人のためにがんばるっていうのはめちゃくちゃエネルギーを使うんです。そうして疲れ切ってしまった友達や知り合いをおれは見てきました。みんな優しいひとなのに、人のために生きてきたのに社会になじめなくなってしまった。

それを世の中のせいとか理不尽だと言うのは、逆に悔しいです、おれは。「人のため」にがんばるひとがその優しさを持ったまま、生きていけるような道をかんがえたいです。

なんだかんだ20年ミュージシャンを続けてこられた自分を振り返ってみると、いつもいつも「人のため」とは思っていなかったなあ、と。「自分のため」にがんばって、それが「人のため」になってる。そういう順番でやってきてるからなんとか続けてこれたのかなあ。

つまりひとのためにがんばることが、がんばる理由のすべてであってはいけないと思うんです。だから。

ひとのために頑張ることに疲れたら、ちょっと休みませんか。
自分を責めてしまうようなら、一休みのサインかもしれません。

だってあなたは生まれてから今までひとのためにたくさんの時間を使ってきた。ときには自分の体や心を無視してまで。

だから一休みしても全然大丈夫だと思う。
そのままいくと自分のことを見つめるのがうまくできなくなってしまう。
いつの間にか、自分のしたいことが頭に浮かばなくなってしまう。

なのでまず、リセットするっていうのはどうですか。
自分のためになにかしましょうよ。
それはわがままとは違うと思います。

ひとが一番力を発揮する状態は、自分のためにやってることがひとのことも楽しませたり、ひとのためになったりして、それが嬉しくなってもっとやりたくなっちゃう状態。できるならそこを目指したい。

なので、一休みして考える余地ができたら、ひとのためにはここから先はちょっとできないや、っていうラインをひいてみましょう。

ひとまずは自分を、そのラインが守ってくれます。その中で少しずつパワーを回復する。そしてエネルギーが沸いてくるころ、そのラインを消してもいいし、覚えておいてまた使えばいい。

まずは自分のため、っていうのは難しい。けど、そのぐらいの気持ちでいてちょうどいいんだと思います、ついついひとのことばかり気にしてしまうおれたちには。


Photo by Simon Migaj on Unsplash

Photo by Chris Lawton on Unsplash

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