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解説「Untitled(2019.10.21)」

suffijourです。「Untitled(2019.10.21)」を描いたきっかけ・描き終わった後を文章でまとめてみました。

「Untitled(2019.10.21)」

人は化粧をするとまず外見が変化する。「化粧」というと大半は「顔」を想像するがその日も「顔」の化粧で変化した。
いつもと同じようにであればさほど気持ちも変わらず平穏でいたかもしれない。アバンギャルドかもしくは過去に戻ったか、ビジュアル重視に化けた。
つけまつげをし、眉毛をコンシーラーで一度消してその上にまた眉毛を書く。化粧品自体も油物だが油絵で描いているようだった。特に眉毛は描く角度によって人格がまるっと違ってもみえる。化粧はいつもこだわりもなく平凡だ。平凡がそどの値で平凡かはまだ自分基準になってしまうが足りない眉毛とまつげ、綺麗な肌に見える最低限のものに、浮き出てくる唇を付け加える。
その程度。
その素人が落書きかのように顔に殴り書いていく。描いていく。荒れていく、乱れていく、整えているはずはのに整った色がしっかりとついたはずなのに飛び散っていった。別物になった自分。
その顔に合わせて衣装も用意されていた。スタッズ付きの太ももバンド。他人も自分も傷を付けれそうなお守りアクセサリーをまとった。
自分を3時間はみつめ、3時間で手放した。洗い流す。バラバラになり、いつもの体が薄く見えた。透明はいろいろな意味で使える。透き通った美しい透明感のある肌。そんな時にその言葉を使いたかった。
でも目に見えた目の上や皮膚だけは鮮やかだったのを透明になっても残像に残り、記録もした。

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